「ジャニーズのときはそんなこと言ってない」今田耕司『ワイドナショー』でジャンポケ斉藤容疑者 “身内擁護” に猛批判
10月13日に放送された情報番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、不同意性交などの疑いで書類送検されたお笑いトリオ「ジャングルポケット」元メンバー・斉藤慎二容疑者の事件が取り上げられた。
10月7日、所属事務所の吉本興業と協議のうえで、マネジメント契約解除となった斉藤容疑者。司会者の東野幸治から話を振られた今田耕司は、神妙な顔つきでこう答えた。
「やっぱり、そうですね。(斉藤は)容疑者であって、まだ犯罪に関して、判決も犯罪行為をしましたということも証明されていないので」と話し、「容疑者」という呼称と事件性の有無については別物にして考えてほしいと呼びかけた。
続けて、今田は「別にかばっているわけではなくて、ここから起訴か不起訴かっていうことですから、そこから事実がはっきりしてくるので、憶測でしゃべってしまう部分はありますけど、そこだけはなんか、こう冷静に考えていただきたいな」と、真相がわかるまで、騒動について静観すべきという態度を見せた。
しかし、この斉藤擁護とも取れる今田の発言が物議を醸している。芸能記者がこう話す。
「斉藤容疑者は行為の事実を認めているにもかかわらず、妻である瀬戸サオリさんが、10月7日に自身のInstagramで、夫の不同意性交の疑いについて、異議を唱えるような発信をしました。
それを受け、被害女性の代理人弁護士から猛反論の声明が出されており、現状を踏まえたとき、被害者の感情を無視して、斉藤容疑者が起こしたことの事件性を否定するような発言は批判されても仕方ありません。
また、この日、出演していた東野幸治さんも今田耕司さんも吉本興業の所属タレント。『ワイドナショー』自体、吉本興業が『制作協力』としてクレジットされている番組なので、非常に “身内に甘い” 擁護発言だととらえれてしまったのでしょう」
Xでは、今田発言に対する批判の声が多く見受けられる。
《今田耕司「ジャンポケ斉藤の事容疑者であってまだ犯罪者ではないからこれから事実がはっきりしてくると思うけど憶測で喋ってしまう部分もあるけどここだけは冷静に考えて頂きたい」ジャニーズの時はそんな事言って無かったやん》
《ジャニーズのときはさんざん好きなこと言って長々と時間使ってたくせに、身近なタレントのことになると肝心なコメントせずに早々と終わらせるのなに???》
《スタジオに今田さんもいらっしゃったようですが、ジャニーズの時にも、同意見を仰って欲しかったですね。あの時の事は決して忘れませんよ。》
このように、今田に対して、2023年10月に名称が消滅した「ジャニーズ事務所」の名前を絡めた批判が出ているが、これは今田が過去に『ワイドナショー』で、故・ジャニー喜多川氏による性加害問題で、厳しい発言をしていたためだろう。
2023年8月4日、国連人権委員会「ビジネスと人権」作業部会は日本記者クラブで会見し、ジャニーズ事務所の性加害問題などの日本の人権課題について、日本政府に改善を迫った。
この報道を受け、今田は8月6日の『ワイドナショー』で「国連が入っていて世界的なニュースですから。ジャニーズ事務所だけというよりは日本のエンターテインメント全体の変換期。『まだ前の感じで行けるんちゃうか』というのがもしかしたらどこかにあったかもしれないけど、もう本当に通用しない。日本のエンターテインメントが世界に見られているわけですから」とコメントしていた。
また、同年8月29日、ジャニー氏による性加害問題を調査していた「外部専門家による再発防止特別チーム」がジャニー氏の性加害を事実と認定し、数百人に及ぶジャニーズJr.らの被害者数についても「不自然な数ではない」と指摘した。
この報道についても、9月3日の『ワイドナショー』で、「本当に(性加害が)明らかになってくると、こんなにもすごかったのかと思ったら、被害者のその後の人生やトラウマは、どうなってしまうんやろと。全力でその人たちの救済を、まずそこに全精力を注いでいただきたい」と被害者への思いを語っていた。
「被害者の数の違いはあれど、かつて性加害問題に怒り、被害者に心を寄せる態度を見せていた今田さんが、斉藤容疑者の事件では被害者感情を無視するような発言をおこなっただけに、視聴者としては “ダブルスタンダード” を感じてしまうのも無理ないでしょう」(前出・芸能記者)
たしかに「個人の見解を話しに集まる」が『ワイドナショー』のコンセプトだが、今田の意見は個人的すぎたかーー。
10/14 07:40
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