「内容の薄さが気になる」橋本環奈の『おむすび』に寄せられる困惑…作品テーマ「女性初の判事」が「ギャル」へ一変で視聴者も反動
「伝説のアユの妹ちゃんが総代になればチョー話題になるじゃーん。そしたらチョーメンバー増えるじゃーん。うち、チョー頭よくね?」
10月1日に放送されたNHK連続テレビ小説『おむすび』の第2話で、タレントのみりちゃむ(大木美里亜)が演じる真島瑠梨(るり)の“ギャル語”が飛び出した。
橋本環奈がヒロインとして起用された今作は「どんな困難も明るくたくましく乗り越える」をモットーにする平成時代のギャルが、人々の健康を支える栄養士になり、食の知識と“コミュ力”でさまざまな問題を解決していく物語。
橋本は、食べることが大好きな明るい性格の米田結(ゆい)を演じる。
9月30日の初回の平均世帯視聴率は16.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、好スタートを切った。ただ、Xではストーリーに困惑する人の声も見受けられる。
《虎に翼が1話が面白すぎた反動かどうか分からないけど、おむすび本当につまんない。早くも離脱しそう》
《ん〜なんか内容の薄さが気になるな…虎に翼が面白いのに重厚だっただけに…》
《おむすび…おもんなさすぎて2話で脱落した…ちょっと4話も見てみたけど無理ですぐ消した。虎に翼、ブギウギは面白かったのになあ。橋本環奈の可愛さと松平健の豪華さでギリギリ成り立っている気がする》
《あんまりマイナスなこと書きたくはないんだけど、おむすび見るのしんどい…まだ第一週すら終わってないのに…》
前期の朝ドラ『虎に翼』とのストーリーの違いを感じる人も少なくないようだ。
同作は、日本初の女性判事がモデルで、伊藤沙莉(さいり)が演じるヒロイン・寅子(ともこ)が、困っている人のために法律の力を正しく使えるよう奮闘する物語。
芸能記者は「前作とのギャップに慣れない視聴者もいるのも仕方ありません」と語る。彼が続ける。
「『虎に翼』は女性差別や戦争、人権などの社会問題を扱った“考えさせられる”ストーリーでした。一方の『おむすび』の第1週は、2004年の福岡県糸島市を舞台に、平成のギャル同士の関係を描き、ポップな印象が強い。
朝ドラの第1週は、どうしても前作の印象を残して視聴する人が多いので、法律家とギャルでは“高低差”に戸惑ってしまうのかもしれません」
冒頭のように、2000年代に流行したとされる“ギャル語”も飛び交うが、今後こうした要素が物語にどのような影響を与えるか注視される。
「朝ドラは実在する人物を基にすることが多いですが、今作は完全オリジナルストーリー。加えて、平成ギャルは、朝ドラで初めて扱うテーマでしょう。
第1週では、橋本さん演じる結は、ギャルに対して否定的な印象を持っており、素朴な女子高生という設定です。
ただ、9月16日にNHKは、金髪で派手なメイクを施した橋本さんの写真を公開しているので、この先、主人公がギャルの文化を受け入れていく可能性が高いです。
朝ドラの主要な視聴者層は50代以上が多いので、史上初のテーマがうまくささるといいのですが……」(前出・芸能記者)
視聴者に受け入れられ、絶好チョーになるといいのだが。
10/03 10:58
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