「雑学王」唐沢俊一氏死去で実弟が放った発言にネット民衝撃…SNSがリアル“孤独死発見ツール”に

亡くなった唐沢俊一氏(写真・保坂駱駝)

 

 コラムニストの唐沢俊一氏が亡くなった。享年66。

 

 実弟で漫画家の唐沢なをき氏が9月30日、Xで《9月24日、唐沢俊一が心臓発作により自宅で亡くなりました。本日荼毘に付しまして葬儀は行いません》と投稿し、明らかにした。

 

 サブカルチャーやオタク文化などに関する幅広い知識を持ち、自らを「雑学王」と称していた唐沢氏。SNSには、氏の死を悼む声が多数あるが、多くの人にとって衝撃だったのは、なをき氏の投稿だ。Xは、次のように続いている。

 

 

《彼は俺に対して嘘、暴言、罵倒を繰り返してきて20年以上絶縁状態でした。晩年は金の無心も酷かったです。冷たく聞こえるかもしれませんがこの話はもうしたくないのでお悔やみの言葉はご遠慮願います》

 

「フジテレビ系『トリビアの泉~素晴らしきムダ知識~』のスーパーバイザーとしても知られる存在だった俊一氏ですが、晩年はトラブル続きだったようです。2007年に出版された著作の一部が盗用だと指摘され、ほかの書籍においても同様の指摘が相次ぎました。また、自身のウェブサイトやSNSで他人を攻撃することも多く、距離を置く知人も増えていったそうです」(週刊誌記者)

 

 なをき氏は前掲の投稿に続けて、

 

《孤独死でしたが、SNSで異常に気づいた方々が動いてくれて早期発見できたと聞いております。ありがとうございました》

 

 と、俊一氏が発見された状況を説明。このことも、多くの人に衝撃を与えている。

 

 俊一氏は生前、1日に10件を超える投稿をXにおこなうほどだったが、9月23日午後1時45分の投稿が最後となっている。Xには

 

《Twitterが孤独死早期発見のツールとなりうるという実例を見た気がする》

 

《SNSが生存確認ツールになってる》

 

《唐沢俊一の孤独死は正直、他人事とは思えないな》

 

 などの声が多数、見られる。

 

 2024年のドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)には、SNS依存症となっている現代人を皮肉るように「既読 それは生存確認」と歌うミュージカルシーンがある。それがまさに現実となってしまったようだ。合掌。

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