ピース・又吉、同居人だったサルゴリラ・児玉の『キングオブコント』優勝に感涙「ネタが始まっただけで泣き始めた」

サルゴリラの赤羽健壱(左)と児玉智洋

 

 9月12日配信のYouTubeチャンネル『キングオブコント』で、コント日本一を決める大会『キングオブコント2024』(TBS系)のファイナリスト発表会見の模様が配信されました。

 

 史上最多エントリー数の3139組から勝ち上がったのは、コットン、ラブレターズ、隣人、ロングコートダディ、ニッポンの社長、cacao、シティホテル3号室、ダンビラムーチョ、ファイヤーサンダー、や団の10組です。

 

 2年連続決勝進出をはたしたファイヤーサンダーの崎山祐さんが、「(大会前に)けっこういろんな先輩に相談させてもらって。ロビンフッドのおぐさんとか、野田ちゃんさんとか、みちがえるのたけしさんとか」と、ネタの相談に乗ってもらった先輩芸人の名前をあげると、相方のこてつさんが「(その先輩芸人のこと)誰も知らんねん!」と失礼ツッコミ。

 

 そのやり取りに対して、ファイナリスト発表会見のMC・小籔千豊さんが「いろんな先輩に支えられてということでしょうね」とフォローしてまとめると、こてつさんは「そんな冷静にやめてください」とタジタジになっていました。

 

 

『キングオブコント』や『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)のような賞レースになると、ファイナリストの周りの芸人も熱くなったり、いつもより気にかけたりします。

 

 筆者は昨年の『キングオブコント』の生放送翌日に優勝したサルゴリラ・赤羽健壱さん、児玉智洋さんに取材しました。

 

 サルゴリラが優勝したのを見て、パンサー向井慧さんが号泣している動画が優勝直後にSNSで拡散されました。

 

赤羽「見ました。あの映像を見て僕も号泣ですよ。それで児玉に『泣けるよ』って見せたら、全然泣かないんです」

 

児玉「ちがうんですよ。そのときに密着のカメラが僕を撮ってて『泣き待ち』みたいになって。それで僕も『泣かなきゃ』と思ったら、全然泣けなかったです」

 

 児玉さんは過去に後輩の向井さんと先輩のピース・又吉直樹さんと同居していました。

 

児玉「向井と一緒に住んでた頃、家賃は僕が5万で、あいつは10万払ってたんです。それで当時は向井から『おい、5万円』と呼ばれてました」

 

赤羽「最低のあだ名だな(笑)」

 

 後輩の半分しか家賃が払えないほど苦労していた児玉さんの優勝を見て、向井さんは涙を抑えることができなかったのでしょう。

 

 もう一人の同居人の又吉さんは『サルゴリラ』の名付け親でもあります。

 

児玉「昨日、又吉さんに電話させていただいて。僕らの1本目のネタが始まったぐらいのときに『もう泣いてた』って言ってました(笑)」

 

赤羽「早すぎるでしょ(笑)」

 

 ファイナリストも、その周りの芸人も、ふだんはお互い憎まれ口をたたいても、いざ優勝すると感情を抑えきれません。10月12日に生放送される『キングオブコント2024』で涙腺崩壊するのは、どのファイナリストになるのでしょうか。今から待ち遠しいですね。

インタビューマン山下
1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人とライターの二足のわらじで活動している。

ジャンルで探す