「抜け道だらけのザル」Number_i、ツアーチケット“20万円超”転売でタッキーへ「厳格対応」ファン懇願…“古巣”との圧倒的な差
10月3日から、平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人組グループ「Number_i」が、全国ツアーを開催する。
9月4日に、ファンクラブ会員が申し込んだチケットの当選発表があり、ファンは一喜一憂したが、ライブチケットに関して、不穏な話が聞こえている。
「Number_iのライブチケットには、転売が多いんです。定価9800円のチケットが、ひとつの売買サイトだけでも2000件以上も出品されています。一部には定価割れで販売されているものもありますが、ほとんどが高額転売されており、20万円以上のものも多いんです」(芸能記者)
9月9日までに本誌が確認できた“高額転売”では、12月21日の愛知公演に25万円、12月24日の埼玉公演に22万円という価格がみられている。
Xでは、Number_iのチケットが多数、転売されていることに怒りの声が続出。それだけでなく、滝沢秀明氏が設立した所属事務所「TOBE」に対して、対策を懇願する声が出ている。
《ライブ参戦できるかどうかってファンのモチベを左右する大事な要素じゃない?徹底して転売対策しても人気ありすぎて行けないなら仕方ないけど、抜け道だらけのザル対策で行けないから落選者が納得できないんよ》
《全国ツアーは必ず身分確認してほしい 転売ヤーも購入した人も永久追放でお願いします》
《残念なのはTOBEがチケットの転売対策せず同行者3人までOKで転売ヤー天国、詐欺横行になってる事》
《とりあえずライブ行くことに必死なファンは抜け道があれば手段を選ばないから徹底的に転売対策頼むよTOBE》
じつは、TOBEは2024年5月にファンクラブ内のメールで「公式リセールサービス」を導入することを発表した。リセールサービスとは、チケット購入後に会場へ行けなくなった際、チケットを出品できるファンクラブ会員専用のサービス。また、公式サイトでも「本人確認の実施」を明記しており、事務所としても対策を講じている様子だ。
しかし“抜け穴”も多いようだ。
「顔写真登録が不十分なのも、原因のひとつでしょう。近年、転売対策は、どこの芸能事務所も力を入れていますが、とくに『BE:FIRST』が所属する事務所『BMSG』は、事前に来場者の顔写真を登録し、ライブ当日に登録がない場合は、会場で顔写真つき身分証明書による本人確認をおこなうなど、徹底しています。
TOBEはまだ、このあたりのシステムが整っておらず、複数の名義でファンクラブに入会し、チケットを申し込んで当選確率をあげ、当たったチケットを高額転売する……という形で悪用されてしまっているようです」(前出・芸能記者)
“転売ヤー”につけこまれている印象を受けるTOBEに対して、Number_iの3人が以前、所属していた「King & Prince」をマネジメントする「STARTO ENTERTAINMENT」は、強気な姿勢を見せている。前出の芸能記者が続ける。
「9月5日、STARTO社がコンサートや舞台のチケットを高額転売目的で出品する人物に対して、開示請求したことを発表しました。ジャニーズ事務所時代は、転売対策で遅れを取っていた印象でしたから、新体制で一歩、前進したといえます。
5月にTOBEが公式リセールサービスの導入を発表した際、同社が転売に毅然とした対応を取ることに期待するファンも多かったと思います。ですが、いまのシステムのままでは、転売対策に関して“古巣”に圧倒的な差をつけられかねませんよ」
無論、チケットを転売する人物に非があるのは間違いない。ただ、ファンが“泣く”状況が続けば、TOBEに対する不信感が強まるのも間違いない。
滝沢氏は、この問題にどのように向き合っていくのか──。
09/09 09:27
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