人気女優21人の「強運」験担ぎ!福原遥「オーディション前夜は焼き肉」、長澤まさみ「塩歯磨き」、米倉涼子は平安貴族ばりに現場入り
8月某日、ピン芸人のやす子の姿を本誌が目撃したのは、東京・港区の日比谷神社の境内だった。
「社殿の前に立つと帽子を取り、手を合わせ、目をつぶって一心にお祈りをしていました」(参拝客)
『24時間テレビ47』(8月31~9月1日、日本テレビ系)でのチャリティーマラソンを控え、一心不乱に祈るやす子。かつて紀行番組で「25年間、おみくじでは『大吉』しか引いたことがない」と語った強運の持ち主でも、大勝負前には験を担ぐのだ。
“神頼み”をするのはファーストサマーウイカも同じ。同じく港区にある愛宕神社に詣でたところ、一気にブレイクしたという(以下、「」はテレビ局スタッフ、芸能事務所関係者などの証言)。
「参道には、講談にも読まれている徳川家光ゆかりの“出世の石段”があります。馬に乗ったまま階段を上った馬術家を家光がたたえたという逸話があり、午年生まれのウイカさんがあやかって参拝したそうです。いまやNHK大河ドラマ『光る君へ』で清少納言を演じるまでになったのは、その後も神社に通っているご利益もあるのかもしれません。田中圭さんも、『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)でブレイクした年に愛宕神社を詣でていたそうです」
信頼する占い師の助言を受けているのは米倉涼子だ。
「米倉さんには、2020年に事務所を立ち上げる前から見てもらっている占い師がいます。おもに九星気学をベースに、日付と方角で占う方で、たとえばロケ先がその月の『凶方向』の場合は、いったん『吉方向』に向かってから現場入りするなどの“調整”をしているようです」
平安時代の貴族の「方違え」もかくやという徹底ぶりだが、満島ひかりも2018年に事務所を独立した前後、タロット占いにハマっていた時期があったという。
「もともとは自分の直感を信じるタイプなのですが、事務所の独立は人生の分岐点です。このころは、大きな仕事や迷うことがあるときなど、占い師を頼りにしていたようです」
占いは「嫌い」と公言するヴァイオリニストの高嶋ちさ子は、独特のルーティンを持つという。
「ちさ子さんの日々の験担ぎは、自家用車の駐車方法です。駐車スペースの壁からギリギリ、1cm以内のところに駐車するそうです。『ちゃんと停められれば、すべてうまくいく』と念じて、1回でぴたりとスペースに入れられた日は、気分よく仕事をこなせるといいます」
ももいろクローバーZの百田夏菜子の験担ぎは高嶋と似ているものの、さらに独自路線を突き進む。
「ナレーションを担当している『スポーツが好きだ!』(TBS系)の公式SNSで、『朝、バスルームの扉を開けたときに、扉がお風呂の椅子にぶつかったら凶、ぶつからなければ吉』というユニークな験担ぎを明かしていました」
一方、験担ぎの定番といえば食事。ゆりやんレトリィバァのように「キットカットとカツ丼」を勝負飯にしている人は多いはずだ。プロフィギュアスケーターの村上佳菜子は、大会のときは滑る直前までおにぎりを食べていたという。
「意外と体育会系なのが、福原遥さんの験担ぎ。オーディションの前日の夜は、自分に気合を入れるために焼き肉店に行くそうです。映画の舞台挨拶では、共演者の富田望生さんから『すごい量を頼む』と“暴露”されていました」
現在、7年ぶりのドラマ出演となる『降り積もれ孤独な死よ』(hulu、読売テレビ)に出演中の黒木メイサの験担ぎも“食事系”だ。
「黒木さんは、番組の成功を祈念して現場に差し入れをするそうで、自分が大好きな叙々苑の焼き肉弁当を100個も差し入れたことがあったということです」
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■橋本環奈は風呂で体を洗う順番を……
食事と並ぶ定番が、美容や健康のためのルーティン。長澤まさみには、帰宅すると必ずすることがあるという。
「翌日のために、すぐに寝る準備を始めるそうです。寝ている間に毛細血管が再生すると聞いて、レッグウォーマーをはいて寝るのが日課。朝起きたらまず塩歯磨きをして、それから朝食。そして普通に歯磨きをするそうです」
バラエティ番組ではガサツな一面を披露して爆笑をさらうことのある橋本環奈だが、こんな一面も。
「帰宅したら、脱いだ服をゴミ取りローラーできれいにして、洗濯機を回すまではソファーに座らないと決めているそうです。お風呂では体を洗う順番を決めていて、水垢がつかないように、浴室内を拭いてから出るといいます」
大成功している女優でも、大勝負の前には不安になるもの。広瀬すずでさえ、映画やドラマのクランクイン前日には、験担ぎを欠かさない。
「美容室と全身マッサージを予約し、徹底的に体のメンテナンスをするんです。そして、『いま私、調子いい。女性として完璧だぞ!』と気分を上げているそうです」
演じる役が“憑依する”女優にとって、広瀬のような自己暗示は自然なルーティンのようだ。比嘉愛未の習慣も自己暗示の一種か。
「朝起きたら、窓を開けて外に向かって『おはよう!』と言うようにしているそうです。本人は『これで、今日もいい一日になる』と、上機嫌で出かけるそうです」
松本若菜も比嘉と同じく、前向きに暮らすためのルーティンがある。
「松本さんは、『少しでもいいから、一歩ずつ前へ進む』ことがモットーだと雑誌インタビューで語っています。そのために、どんなに疲れていても朝晩2回、顔にパックをすることを自分に課しているそうです。遅咲きだからこそ、努力の大切さを痛感しているんだと思います」
体育大学卒という経歴を持つ土屋太鳳は――。
「毎朝必ず、15分間のランニングを続けているそうです。以前は、3時間しか睡眠時間が取れなかったとしても走ることはやめなかったようですが、最近は睡眠時間だけは6時間は取るようにしているみたいですね」
■誰とも会わずストイックに過ごす深田恭子
土屋のような“陽キャ”な習慣はこっそり真似したくなるが、あえて殻に閉じこもることで、結果を出し続けているストイックな女優もいる。
「深田恭子さんは、大切な撮影の前にはなるべく早く寝たり、人に会わないようにしたり、撮影が終わった後もなるべく予定を入れないようにしたりしているとのことです。CM撮影後のインタビューでは『前後に予定を入れてしまうと不謹慎な気がして、その(予定を入れない)ほうがきっと、神様が助けてくれると毎回思います』と語っていますね」
浜辺美波は毎晩、映画やドラマは部屋の電気を消したうえで観ているという。
「テレビの上のライトだけを点けて部屋を暗くすると、とても集中できるそうです。撮影の際にも、シリアスな場面の撮影があるときは、集中して誰とも話しません。控室にこもって役の心情を保つようにしているようです」
浜辺と同じく、演技の際のルーティンがある女優の一人が山口紗弥加だ。
「情報番組で、涙を流すシーンの撮影の前日には、必ず白湯を飲むと語っています。そのルーティンをおこなうようになったきっかけが、舞台で共演した大竹しのぶさん。大竹さんの涙の演技に感銘を受けた山口さんが、“秘訣”を伝授されたんです」
特別ドラマで主演する以外は育児に専念していた武井咲だが、“本格復帰説”が報じられるなど、周辺が慌ただしくなってきた。
「武井さんは、『ここぞ』というときに、靴をおろすそうです。『全日本国民的美少女コンテスト』に出場した際には、全身のコーディネートを新調して臨んだとか」
はたして武井は今、新しい靴を用意しているのだろうか。
常にスポットライトを浴びているスターたちも、ルーティンや験担ぎを欠かさない一人の「人間」だったわけだが、仲里依紗だけは、少々方向性が違うようだ。
「仲さんは、験担ぎを“される側”になってしまったのです。2022年10月28日に自身のインスタグラムにアップした赤髪姿の証明写真のような写真を、スマホの待ち受け画面にすると『運気が上がる』と話題になっています。現在でも『画像お借りします』と投稿にコメントするファンがあとを絶たず、台湾でも『最新開運女神』と報じられたほどです」
“女優スイッチ”をONにして、いつも笑顔を見せてくれる彼女たち。その陰には、凄まじい努力や準備があったのだ。
写真・本誌写真部
09/07 21:00
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