「絶対にタダでやってはいけない」「1円でも頂くこと」やす子の “ノーギャラ告白” に女性歌手が私見も、分かれる賛否

マラソン挑戦中のやす子

 

 元幹部社員による募金着服が発覚し、打ち切りを求める声も多く上がっていたなか、8月31日〜9月1日にかけて例年どおり放送された『24時間テレビ』(日本テレビ系)。

 

 目玉企画のチャリティーマラソンのランナーをつとめたやす子は、「全国の児童養護施設に募金マラソン!」に挑戦。無事に81kmを走り終えて感動を呼んだが、その一方で、「やす子のギャラ(出演料)は1000万円」という真偽不明の噂がネット上で広まり、それを信じた人たちから批判的な声が出ていた。

 

「こうした噂に対して、9月2日、やす子さんはXを更新。《チャリティーマラソンのギャラ1000万円ってデマが飛び交ってるけど、一銭もいただいてないですよ! 憶測やデマをすぐ信じちゃうのやめたほうがいいですよ》と噂を完全否定。その3分後には、《自分の申し出なので、番組ひどい!と叩かないで…》と連投し、『自身の意思で』ノーギャラで出演したことを告白しました」(芸能担当記者)

 

 

 やす子のノーギャラ告白に、X上では共感する声も多く寄せられるなか、

 

《これには驚き》

 

 と、やす子のノーギャラ出演に異論を述べたのが、シンガー・ソングライターの柴田淳だ。3日にXを更新した柴田は、やす子のポストを引用しつつ、

 

《いくらチャリティといえども、自ら希望したとしても、体を張って番組に貢献し、寄付を促せた側面は確かにあるわけなので、金額はともかく請求して良いと思います。プロは絶対にタダでやってはいけない。それがプロです》

 

 と持論を展開。そのうえで、《貰った上で自ら寄付する話とは別です》と付け加えた(※現在は削除済み)。さらに柴田は、

 

《1円でも頂くこと。それがプロです》として、その理由を《スタッフの暴走での赤字を主役のギャラで補填しようとギャラ無しと言ってきた事務所に対し、大先輩に相談したら「あり得ない。金額はともかく、どんなことがあってもタダでやってはいけないよ。それがプロだよ」と教わり、なけなしのギャラを頂いたことが》

 

 と、自身の経験になぞらえて、発言の意図を説明した。こうした柴田の意見に対して、X上では共感する声も一部あるものの、

 

《海外だとチャリティーは芸能人も無料ですけど》

 

《確かにプロとはその道でお金を稼いでいる人ですが、チャリティならノーギャラ もしくはそのほとんどが募金に回る方が、本来の目的にもあっているのではないでしょうか》

 

《チャリティーは労働力の無償提供です。お金をもらったらそれは営業です》

 

《「ノーギャラでやる。」ではなく、ギャラを貰ってそれを全額寄付するのが正しいと思う。ただし、イベント主催者が収益を全額寄付すると言っている場合はのぞく。日テレの「24時間」は前者でやらないとギャラ分は日テレの丸儲けである》

 

 など、多様な声があがった。

 

「今回、やす子さんがランナーをつとめた『全国の児童養護施設に募金マラソン!』で視聴者から集まった募金総額は、4億3801万4800円と発表されました。番組の総合司会を務めた日テレ・水卜麻美アナは、神妙な面持ちで『寄付金をどのような形で必要な方々に届けていくか、責任を持って皆様にお伝えしたいと思います』と説明しましたが、X上では、局の説明不足に納得がいかないという声が多く上がっているのも事実です。

 

 やす子さんが本来もらえるはずだった出演料がいくらだったのかは定かではありませんが、日テレに対する不信感が拭えない現状を考えれば、たとえば番組の予算や広告収益、そして寄付金の総額と行き先などを概算でも発表したほうがいいのではないでしょうか」(同前)

 

 今こそ、日テレの姿勢が問われている。

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