「わいせつも酒のせいに」元TOKIO・山口達也氏、依存症講演に励ましも「不祥事」の根幹説明なしにファンが抱く違和感

元TOKIO・山口達也氏

 

 元TOKIOのメンバー・山口達也氏は現在、「飲酒運転防止インストラクター」として、社会活動をおこなっている。

 

 8月25日、読売新聞は、18日に大阪府堺市の福祉施設で、山口氏がアルコール依存症患者ら約400人を前におこなった講演を取材。講演を聞いた人から「断酒に向けて気持ちを新たにできた」といった感想が聞かれたことを報じている。

 

「山口氏は、2018年2月、酒に酔った状態で『Rの法則』(NHK Eテレ)で共演していた未成年女性を自宅に呼び出し、飲酒させたうえでキスをした、強制わいせつ容疑で書類送検されました。

 

 

 それによって、TOKIO脱退とともに芸能活動からも事実上の引退状態になっています。

 

 さらに、山口氏は2020年にも、バイクの酒気帯び運転による道交法違反の疑いで現行犯逮捕されました。そういったことから、2023年に自身のアルコール依存症を告白し、依存症に関する講演活動などに励んでいます」(芸能記者)

 

 前述のような講演活動について、山口氏本人が運営しているXアカウントでも報告されており、そこには、彼への励ましの声も聞かれている。

 

《御自身の苦い経験が、今アルコール依存症に苦しんでいる方々の一助になるというのは、色々と感慨深いものがあると思います。これからも、同じ悩みを抱える方々の為に、講演活動を頑張って下さい》

 

《多くの方が参加されて興味を持ってくれたのは素晴らしいと思います。これからも無理だけはしないで多くの人に山口さんのお話を聞かせてあげて下さい》

 

 ただ、「アルコール依存症」への反省と後悔を述べる姿が伝えられていることに関して、X上ではこんな疑問も聞こえている。

 

《相変わらず、強制わいせつも酒のせいにしている。事前に連絡先などを聞いた時も酒飲んでたのか?》

 

《山口達也氏、性加害がいつのまにかアルコール依存症だけにすり替わっていて、この言動から山口氏が全く反省していない事が分かる》

 

 書類送検された強制わいせつ容疑については、のちに被害者に謝罪し、和解に至っている。それでも山口氏が厳しい視線を受けてしまう理由について、スポーツ紙記者はこう話す。

 

「講演活動を断片的に受け取り、すべての失敗がアルコール依存症のせいにされていることに、違和感を覚える人も多いようです。

 

 たしかに、山口氏が芸能活動を謹慎となった“根幹”の問題は、わいせつ事件でした。しかも、当時自身がMCをしていた教育系番組の共演者に対しておこなったという点において、衝撃をもって受けとめられました。

 

 昨今、故・ジャニー喜多川氏や松本人志さんの性加害問題がフィーチャーされるなかで、山口氏の事件についても連想してしまうのは、無理のないことかもしれません」

 

 厳しい声は耳にしてきているとは思うが、それをいま一度、自分を見つめ直す材料にしてほしい。

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