「五輪隠れ蓑にこっそり」指摘も 日テレ、大谷翔平「新居報道」問題から1カ月半後の“遅すぎ”謝罪に批判噴出

自宅直撃に激怒した大谷翔平(写真・アフロ)

 

 7月29日、日本テレビホールディングスの定例社長会見がおこなわれ、ドジャース・大谷翔平の新居をめぐる報道について謝罪した。

 

「日テレとフジテレビは、大谷選手が購入した米ロサンゼルスの12億円豪邸を空撮したり、近隣住民への突撃取材をおこなったりと、行きすぎた報道を実施。大谷選手サイドは激怒し、両局の取材パスが凍結され、出禁状態にあると『現代ビジネス』に報じられました。プライバシーがさらされたことにより、大谷さんは新居の売却を検討しているといいます。“大谷フィーバー”に両局が乗っかりすぎた結果、大ごとになってしまいました」(週刊誌記者)

 

 

 批判を受け、フジの対応は比較的、早かった。6月半ばに騒動が報じられると、7月上旬の『Live News イット!』や『めざまし8』で謝罪し、「新居には多くの観光客や地元の方が訪れる状況となっています。大谷選手の自宅をはじめ、プライベートの空間を訪れることはお控えいただき、大谷選手に会いたいときは、球場に足を運んでくださるよう、お願い申し上げます」などと頭を下げている。7月5日におこなわれた定例会見でも、社長自らが謝罪した。

 

 一方、日テレは報道からじつに1カ月以上、ダンマリを決め込んでおり、今回、ようやく重い腰をあげたかたちとなった。石澤顕(あきら)社長は、「一連の報道のなかで、大谷選手とご家族にご心配、ご迷惑をおかけした。申し訳ないと思っている」と謝罪。大谷サイドにはすでに謝罪を伝えているとし、「大谷選手とご家族のみなさまのプライバシーが守られて、平穏に生活ができるよう、よりいっそう配慮してまいりたい」と語った。なお、両社とも取材パスを失い、取材ができなくなった事実はないとしている。

 

 だが、フジと比較しても、日テレのあまりの後手後手な対応ぷりに、Xでは批判が続出。ちょうどパリ五輪の時期と重なったこともあり、謝罪の“隠れ蓑”にしているのでは、という指摘も見られた。

 

《オリンピックを隠れ蓑にしてこっそり謝罪行脚してる日テレ社長はここですか?》

 

《今更謝罪ですか・・・。損害賠償請求されちゃえばいいのに。》

 

《『今頃』事の大きさを理解していないところが時代遅れなガラパゴス企業》

 

《日テレは大谷の新居放送でやっと謝罪したけど、遅すぎる。1か月後、ってどういうつもり?24時間テレビは見ない》

 

 せめて番組内で先んじて謝罪していれば、視聴者の印象もまた違ったものになっただろうが……。

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