「セコい」「反吐が出る」日テレ『セクシー田中さん』問題に “五輪隠れ蓑” 謝罪でやまぬ批判…調査報告から遅すぎた対応

『セクシー田中さん』ドラマで主役を務めた木南晴夏

 

 7月29日、日本テレビは定例社長会見を開き、同社の石澤顕社長が、漫画家・芦原妃名子さんが急死した問題について言及した。

 

「同局は、2023年10月期に芦原さんの漫画が原作の連続ドラマ『セクシー田中さん』を木南晴夏さん主演で放送しましたが、放送後に芦原さんのブログで、制作陣との不和が発覚しました。

 

 一方で、ドラマを担当した脚本家のSNSが芦原さん批判と取れる内容だったために大炎上。両者の間にいた日本テレビにも、大きな批判が起きていたんです」(芸能記者)

 

 

 そして、2024年1月に自身のXで《攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい。》と、一文を残した芦原さんが遺体で発見される事態になった。

 

 2024年5月末にドラマ制作過程などを調査する社内特別調査チームによって「調査報告書」が公表された。

 

 この際も、石澤社長は芦原さんへの哀悼と遺族へのお悔やみとともに「ドラマの制作に携わる関係者や視聴者の皆様を不安な気持ちにさせてしまったことについて、お詫び申し上げます」と、コメントを出していた。

 

 今回の会見では「ミスコミュニケーションが生じたことに大変心が痛む思い。あらためて芦原先生に申し訳なく思います」と、初めて芦原さん個人への謝罪を口にしたのだった。

 

 しかし、この謝罪が、現在テレビの話題を独占しているパリ五輪の真っ只中とあって、X上では猛批判が起きる事態になっている。

 

《遅すぎる 五輪の陰に隠れて こっそりやるとかセコい》

 

《今更感満載なんですけど めっちゃ五輪の影に隠れてコソコソと済ませようとしてる感が満載でおかしいと思います》

 

《五輪期間中のこっそり謝罪には反吐が出る。で、再発防止策は?どうすんの?ごめんで済むんだっけ?人が死んでるんだが??》

 

 前出の芸能記者はこう話す。

 

「たしかに、日本テレビの謝罪タイミングはそういった意図があったと思われても仕方ないでしょう。

 

 この間の動きとしては、調査報告書が提出され、7月23日に日本テレビのドラマ制作における『新指針』が発表されたのみです。別段、社長として大きな対応が変わるようなできごとはなかったはず。調査報告書を公表した時点で、芦原さん個人への謝罪をしてもよかったのではないでしょうか。

 

 2023年に旧ジャニーズ事務所は、故・ジャニー喜多川氏の性加害問題を外部に依頼し、調査をおこないました。その後、事実を認めて謝罪しましたが、このときでさえ、調査報告から会見までは約1週間程度と短期間でしたからね」

 

 これでは国際的なイベントを “隠れ蓑” にしたと思われても仕方あるまい。

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