『光る君へ』吉高由里子「表情だけで」伏線回収の演技力…紫式部と清少納言 “不仲フラグ” にファンは騒然
7月28日に放送されたNHK大河ドラマ『光る君へ』第29話が、「伏線だらけ」だと話題になっている。
29話冒頭で、まひろ(=紫式部・吉高由里子)のもとにききょう(=清少納言・ファーストサマーウイカ)が訪ねてくる。亡くなった中宮・定子(高畑充希)の美しい日々を書き残し、後世に伝えたいと言うききょうは、自らが書いた『枕草子』を持参していた。
一読したまひろは「私は皇后様の影の部分を知りたいと思います。人には光もあれば影もあります。人とはそういう生き物なのです」と感想を述べるが、ききょうは「皇后さまに影などありません。あったとしても、書く気はございません」と言い放ち、不穏な空気が……。
この場面に、Xでは、
《まひろが「闇の部分も知りたい」と言ったのは、後々『紫式部日記』でまひろが清少納言に対して批判的になる伏線だろうな》
《人には光と影があると話した矢先の、ききょうの「左大臣は恐ろしき人にございます」の演出がニクい。まひろの顔に(えーーーッ?!)の文字が張りついて観えて、吉高由里子の表情の演技のすごさを感じる》
などの意見が多数並んでいる。
「『紫式部日記』に『清少納言は、得意そうな顔をして、我慢ならない人』などと辛辣な悪口が書かれているのはあまりに有名な話です。
しかし、『光る君へ』で、この2人は出会いから意気投合、仲よく描かれており、これがどう変化して悪口を書くまでになるのか、注目されてきました。
式部がこれから『源氏物語』を書く動機という点でも、“不仲フラグ” がたったこの場面は大きなターニングポイントと言えそうです」(テレビウオッチャー)
この回では、まひろの夫・宣孝(佐々木蔵之介)と、皇太后・詮子(吉田羊)が亡くなったが、ここでも「伏線」が話題に。
《え、睡眠時無呼吸症候群は伏線だったんだ おっさんやなっていうだけの描写かと思ってた》
《4話で「薬など生涯飲まぬ」って台詞を聞いたときに、これ絶対亡くなるときの伏線じゃんって思ってたけど本当にそうだった…》
「第27話では、寝ている宣孝の呼吸が止まる場面があり、そのときから『睡眠時無呼吸症候群では』と話題になっていました。
詮子は病床でも薬を飲むことを拒否したまま亡くなりますが、これにも伏線がありました。詮子の父・藤原兼家が、詮子の夫・円融天皇を退位させるべく毒を盛るのですが、それを知った詮子は怒り、生涯薬を飲まないと誓っていたのです。
そして、この大切な人が亡くなる場面でも、吉高さんの表情に注目が集まり、《全然違う顔で泣くんだね》などの称賛が集まりました」(同)
Xには、
《光る君へ、毎週期待を遥かに上回る面白さなうえに、油断してるとそこら中に源氏物語やら他の物語のオマージュやら伏線やら噛ましてくるので本当に楽しすぎる》
との声もある。
次回の第30話「つながる言の葉」では、百人一首の歌人としてしられる和泉式部(あかね)が初登場。演じる泉里香が大河デビューを飾る。吉高の “怪演” に張り合っていけるか。
07/29 11:38
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