「目黒蓮×小田急線」驚異の効果…『海のはじまり』舞台は経堂駅 『silent』に続き鉄道会社は“聖地化”に期待「街歩きも楽しんで」

月9『海のはじまり』の主演を務める目黒蓮

 

 今年の夏クールのドラマの中で、“話題作”なのは間違いない。

 

 7月1日から放送されている目黒蓮主演ドラマ『海のはじまり』(フジテレビ系)は現在までに(7月27日時点)4話の放送を終え、平均視聴率は7.7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と1桁台も、同ドラマの前クールの作品『366日』(フジテレビ系)の平均視聴率6.1%を超える数字となっている。

 

 

 また、TVerのお気に入り登録数は約160万にのぼり、2024年のドラマ全作品の中で1位を獲得。月9史上初となる2話連続で見逃し配信(TVer、FOD)が400万再生を達成している。

 

「第2話で目黒さんが食べた『鳩サブレー』が話題になり、発売元である『豊島屋』の通販サイトにアクセスが殺到し、サーバーがダウンするという事態になるなど、人気が表れています。

 

 一方、注目度が高いゆえ、初回放送から目黒さん演じる月岡夏の声が小さすぎると批判が集まっています。目黒さんは、どこか曖昧でいつもハッキリしない性格の青年の役だけに、声が小さくなってしまうのは仕方ないことですが、イライラしてしまう視聴者も多いようです」(芸能記者)

 

 今回、目黒が演じる月岡夏が暮らすのは小田急線・経堂駅だ。2022年に放送された『silent』(フジテレビ系)では、同じく小田急線・世田谷代田駅が舞台となったが、“目黒×小田急線”という組み合わせにも注目が集まっている。

 

「『silent』の影響により、世田谷代田駅の乗降人数(定期は除く)は、ドラマが始まる前の2022年9月とドラマ放送期間中の11月を比較すると、22.7%も増えたといいます。

 

『海のはじまり』では、第1話から経堂駅が登場し、月岡夏が住むアパートも経堂ということもあり、Xでは目黒さんのファンが経堂駅に足を運び、聖地巡礼をしたポストがいくつもされています。

 

 今回も、目黒さん起用による経済効果アップが期待されます」(同前)

 

 小田急電鉄に話を聞くと、喜びの声をあげる。

 

「ドラマ制作会社さまより、目黒さん演じる月岡夏さんが暮らす街のイメージに経堂駅やその街並みが合ったため、ドラマ撮影をしたいとお話をいただきました。

 

 現時点では乗降客数の特筆した違いは見られませんが、ドラマを通じて、経堂駅を知っていただく機会が得られたことを嬉しく思います。『silent』の舞台となった世田谷代田駅や下北線路街と同様に、視聴者をはじめファンの皆さまにとって特別な場所となることを願っています。経堂駅周辺は、当社グループを含めた商業施設、飲食店をはじめとした商店街が広がる魅力的なエリアですので、駅にお越しいただいた際には、街歩きもお楽しみいただきたいと考えています」(広報担当者)

 

“小声”で経堂駅に足を運んでみよう。

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