安住紳一郎アナ、TBS五輪総合司会起用でまたも指摘される“一極集中”問題「週6勤務」役員待遇アナが目指す“先”

多忙が心配される安住紳一郎アナウンサー

 

 7月26日深夜(日本時間)に開会式がおこなわれる夏季パリ五輪。民放各局も積極的な中継体制を取るが、TBSで中継の総合司会に起用されたのは、同局の安住紳一郎アナウンサーだった。

 

 安住アナは、2021年の夏季東京五輪、2022年の冬季北京五輪に続いて、3大会連続で起用されることになる。

 

 しかし、安住アナはふだんから朝の情報番組『THE TIME,』の月曜から木曜を担当し、土曜は夜の情報番組『情報7days ニュースキャスター』に生出演。さらに、日曜朝にはラジオ『安住紳一郎の日曜天国』もこなすなど“週6勤務”状態だ。

 

 その多忙ぶりは本人にも自覚があるようで、7月22日に配信された「デイリースポーツ」のインタビュー記事では「労働時間が多すぎるのでそこは調整中」「自分が労働時間ケチって、会社つぶれるかもしんないからさ、やるしかないじゃんね」と口にしていた。

 

 安住アナの働きすぎについては、たびたび話題になっている。

 

「もともと『THE TIME,』のメインパーソナリティを安住アナが務めることがわかった時点で、すでに“局の顔”であったこともあり、一極集中すぎると、局内では疑問の声が聞かれていました。

 

 実際、2023年8月には、新型コロナやインフルエンザウイルス感染という可能性をきっぱり否定しつつも、喉風邪を理由に『THE TIME,』を数日、休むことがありました。

 

 その後も、同年10月には目の不調で同番組を2日間休んだことも。明らかに体調不良で番組を休むことが増えており、いまでも『働き過ぎ』を指摘する声は多いです」(テレビ局関係者)

 

 

 では、なぜそこまで多忙な安住アナをTBSは三度、五輪に起用するのだろうか。TBS局員はこう話す。

 

「局内では『なんでもかんでも安住にするのはいかがなものか』『安住さん一強時代もそろそろ終わりすべきでは』という声もあがっているんです。しかし、認知度も高く、局内で『エース候補』と呼ばれていた国山ハセン氏が退社するなど、アナウンサーは人材不足状態が続いています。

 

 なにより安住さん本人にも『局の顔』としての意識が強いですしね。現在、役員待遇の彼には社長を目指しているという声も聞こえていますから、局としても労働過多に応じて“待遇”を上げて、カバーしている感じは見えます。

 

 また、五輪の放送権料は民放とNHKがお金を出し合って、ようやく賄えるほどの高額ですから、中継自体にはこれ以上の予算をかけたくないんです。メインにタレントをキャステイングするとお金がかかるため、局アナを積極的に起用したいという思惑もあります」

 

 今大会、安住アナは開幕後の2日間だけ現地に出向き、その後は東京のスタジオから出演するという。

 

 酷暑の東京にいるよりは、パリで五輪に専念できたほうが、安住アナにとってはバカンスとなったかも――。

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