『24時間テレビ』有吉弘行は「まったく興味ない」と完全スルー! 大御所たちが皮肉ってきた “偽善チャリティ”

やす子と有吉弘行(右)

 

「これはまったく興味ないですね」

 

 やす子がチャリティーマラソンランナーを務める『24時間テレビ』(日本テレビ系)を、冷たく突き放したのが有吉弘行だ。

 

 これは、7月21日放送の冠ラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN系)内でのひとコマ。

 

 

 有吉といえば、日本テレビ系で『有吉の壁』『有吉ゼミ』といったレギュラー番組を持ち、『24時間テレビ』の総合司会を務める水卜麻美アナウンサーとも長年共演している。

 

 しかし、『24時間テレビ』の出演は基本的に “深夜帯” に限られてきた。

 

 ある放送作家が語る。

 

「有吉さんが『24時間テレビ』に積極的に出ない理由のひとつは、日曜夜8時から生放送のラジオ番組があるため。

 

 ここでは、毎年、『24時間テレビ』を象徴する『サライ』を歌う加山雄三さんをイジる企画をおこなっていました。

 

 ただ、有吉さん本人としても、チャリティー色の強いあの番組に “偽善者キャラ” のように出演したくない思いがあるんです」

 

 じつは、有吉のように『24時間テレビ』と距離を取る有名芸能人は少なくない。代表的なのがビートたけしのようだ。前出の放送作家が語る。

 

「たけしさんは、1980年代に『ビートたけしのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)のなかで、『出るなら全員ノーギャラにすべき』『偽善番組』と批判していました。

 

 現在、『24時間テレビ』に向けられている批判を先取りしていたのです。

 

 初期の『24時間テレビ』は “欽ちゃん” こと萩本欽一さんが積極的に出演していました。たけしさんは、欽ちゃん的な明るい笑いを否定していたため、それを意識した発言でもあるでしょう」

 

 ただ、萩本も初代総合司会のオファーのギャラ1億円の受け取りを辞退し、「それを全部、チャリティーにまわしてくれ」と頼んだという逸話もある。

 

 さらに、1987年に『24時間テレビ』に対抗してスタートした『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)の第1回放送では、タモリ、明石家さんまが司会を務めたが、その際に「この番組ではチャリティーではない」と皮肉る場面もあった。

 

 ほかにも、明石家さんまと『24時間テレビ』にまつわるエピソードがあるという。前出の放送作家が続ける。

 

「さんまさんは、まったく『24時間テレビ』に出ていないわけではありません。1992年に親交のある間寛平さんが200kmマラソンに挑戦した際、チアリーダーの格好をして応援に駆けつけました。

 

 ただ、そのときに『人が真剣に走っていることを笑いにすべきではない』といった批判が生じてしまったんです。それから、さんまさんは『自分にはあわない番組だ』と考えているのでしょう」

 

 ちなみに今回の『24時間テレビ』のテーマは「愛は地球を救うのか?」だが、たけしは「愛は地球を救わない」と断言したという。

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