「めちゃくちゃ不快」GENERATIONS 佐野玲於の “頭はたき” 騒動、余波収まらず

　2024年7月13日放送の音楽特番『音楽の日』（TBS系）で、生放送中に起こった “頭はたき騒動” が尾を引いている──。

　同番組には、事務所の垣根を超えた18組のアーティストが登場。そのなかで物議を醸したのが、ダンス自慢のメンバーが1対1でダンスを競う『1on1ダンスバトル』のコーナーだった。

「“ヒップホップ対決” のトップバッターとして登場したのが、GENERATIONSの佐野玲於さんとTravis Japanの中村海人さんでした。ふたりの入れ込み具合は傍目から見てもヒリヒリするほどで、イントロから対峙して激しくにらみ合い、一触即発の雰囲気。

　特に佐野さんのほうが挑発的に煽る動きを見せていたのですが、いよいよダンスが始まる直前、佐野さんが中村さんの頭をパッとはたいて押しやったんです」（音楽ライター）

　SNSではこの “頭叩き” 行為について、《大迫力のバトルに圧倒された》など白熱ぶりを称賛する声があがる一方、暴力的と捉えた視聴者も多かったようだ。《恐怖を感じた》《嫌な気持ちになった》など、不快感を表明するコメントが相次ぐ展開となった。

　しかし、この佐野の披露した行為について、ダンス界に詳しいテレビ関係者は「あくまで表現」と解説する。

「ダンスバトルに馴染みのない人には刺激が強すぎたかもしれませんが、佐野さんの動きはヒップホップダンスから派生した一形式で、『クランプ』と呼ばれるれっきとしたジャンル。

　相手を威嚇したり、小突いたりする仕草は、クランプに精通した佐野さん一流のダンス表現だったんです。佐野さんは中村さんに精一杯のリスペクトを込めて踊り、対戦相手の中村さんもそのことをよくわかっていたはず」（テレビ関係者）

　番組後、ふたりはそれぞれインスタグラムのストーリーズを更新。佐野は、『クリエイティブすぎてめちゃくちゃに勉強になりました　ダンスを心から愛する人でした』と中村を讃え、対する中村は『おれをダンサーとして本気でぶつかってきてくれたことマジ感謝してます』と、佐野に感謝するメッセージを発していた。

　パフォーマンスを讃え合い、“和解” した当事者たちをよそに、場外バトルは終わらない。SNS上では、いまだに賛否両論が飛び交う状況だ。

《素人だから特にLA仕込みかなんか知らんけど、バトルだと理解しててもめちゃくちゃ不快になるダンスだったわ》

　と、怒りが収まらぬ人もいれば、

《あいたっ！ 程度じゃない？笑 わたしも従姉とか親と見てたけど いた〜（笑）って笑いやったけど 従姉は元ダンサーだけど あれはあかん〜笑程度だったよ》

《佐野玲於さんも中村海人さんもお互いリスペクトしかないじゃないか！ 本人達以外にしかわからないことだよ》

　と、理解を示す声など、さまざまなコメントが寄せられた。当人たちの “SNSバトル” はなかったので、ファンはしばらく見守ってほしい。