令和ロマン2冠目に集まる賛否「M-1」に続く「ABCお笑いGP」優勝で「またか〜っ」「いいぞ!もっとやれ!」

優勝を報告する令和ロマンの髙比良くるま(髙比良のXより)

 

 若手芸人の登竜門『第45回 ABCお笑いグランプリ』(ABCテレビ)のファイナルが7月7日に放送され、現M-1チャンピオンの令和ロマン(髙比良くるま、松井ケムリ)が4点差で優勝。まさかの2冠を達成した。M-1王者の優勝は史上初だ。

 

「ABCお笑いグランプリは、デビュー10年以内の芸人が出場可能。漫才だけでなく、コントやピン芸人も出られるので、お笑い異種格闘技とも呼ばれています。まさかM-1王者が出るとは誰も思っていないですし、出て勝ってしまうんですから、令和ロマンの前代未聞っぷりは相変わらずです。

 

 

 決勝では、ケムリの実家に謎の執事や拳法の師匠がいるなどのファンタジックなネタを披露。決勝3組の1番手で出て、一気に優勝をかっさらっていきました。争ったダウ90000と青色1号もいい出来だったんですけど、勢いが上回った感じでしょうか」(お笑いライター)

 

 実は令和ロマン、ABCお笑いグランプリは2022・2023年と2年連続で準優勝。本心では相当悔しかったのではないか。賞金の100万円を手にしたくるまは「いざ優勝したらめちゃくちゃうれしいです!」と笑顔で叫び、ケムリもチャンピオンベルトを肩にかけ「これでやっと成仏できます!」と喜んだ。

 

「#ABCお笑いグランプリ」はXのトレンドワード1位も獲得。Xでは、多くのファンが2人を祝っていた。

 

《M-1王者がABC王者に…どこまでも勢いの凄い令和ロマン…》

 

《#令和ロマン 優勝異論なし。中年以降の客でも刺さる展開巧者で聴衆を巻き込む力はエグいな。個人的2位は #ダウ90000 。数分で8人を活かし切るのは見事なんだけど、かえって深まらないところもあるのかね》

 

《令和ロマンだと「いいぞ!もっとやれ!」ってなるの不思議》

 

 審査員を務めた立川志らくも「令和ロマンはさすが。完成度ならばダントツ。令和ロマンは2本とも完成度が高かったから当然の優勝」などと称賛した。

 

 全体的にレベルが高いと評判だった大会だが、M-1チャンピオンが出ることで、他の若手の優勝チャンスがなくなるのも事実だ。また、かねてより「もう一回M-1に出ます」と、王者ながら再選を狙うことも公言している2人。Xでは、彼らの方針に異議を唱える声も出ている。

 

《また令和ロマンか〜ってなった。他のチャンピオンは出られないようにしないと意味ないよ》

 

《ABCは良いとしてもM-1にも出ようとしてる令和ロマン流石にちょっととは思う》

 

 令和ロマンの2冠で大会のルールが変わるかもしれない。若手No.1漫才師は、時代の変革者になるのか?

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