ヒカル、ヒカキンと同じ「批判コメントをブロック」でも届かない“YouTuberの王”との圧倒的な「対応の差」

批判コメントへの対応を語ったヒカル

 

 6月29日、YouTuberのヒカルが、YouTubeチャンネル「SOUMEI JAPAN」にゲスト出演。アンチコメントの対処について、持論を語る一幕があった。

 

“ガチファン”と呼ばれる根強いファンを作るために、必要なことを問われたヒカルはまず、

 

「人と違うことをしたり、人と違う思想を持ってたりとか、そういう奴に人はあこがれるし、尊敬するし、応援したくなる。だから、僕はほかのYouTuberがしないことをするし、ほかのYouTuberがしていることはあえてしない、という路線を取っていますね」

 

 と語った。さらに、アンチコメントにどう対応するかを問われたヒカルはこう述べた。

 

 

「YouTubeでいちばん大事なのは、自分の気持ちだと思ってるんですよ。僕のモチベーションを下げるコメントがあったら、読んでもう、ブロックです。全部、非表示です。

 

 読んだら理解するじゃないですか。『じゃあ、必要ないんで、ゴミはゴミ箱に』って感じですね。ディズニーランドにゴミが落ちてあったら、それをゴミ箱に捨てるのと同じ感覚ですよ」

 

 批判的な意見を「捨てる」理由について、

 

「新しく来た人が、キレイなコメント欄を見られるようにしますね」

 

 と、ユーザーの視聴環境のためだとも語っていた。

 

 ヒカルが語ったアンチコメントへの対応について、《これは全くの同意》と賛同する声もある一方で、こんな意見も聞かれている。

 

《アンチコメントを受け入れられないようじゃその程度の男だと思う。良いことばかり受け入れいれるようでは将来ドでかいブーメラン刺さると思うが?》

 

《言ってる事は共感できるが、何をゴミだと思ってるかで共感は180度回転するな 中には人として大事な指摘までゴミ扱いしてる奴らも少なくなさそうだからな》

 

《オワコンになる原因の1つなのに》

 

 IT担当記者は「たしかに、YouTuberとして一般的な行動です」とし、あの“YouTuberの王”の似たような騒動を解説する。

 

「かつてはアンチに対して『わざわざ時間を割いて見に来てくれて』と感謝の意見も述べていたHIKAKIN(ヒカキン)さんも、2024年6月に動画についた“アンチコメント”を大量に非表示にした、としてネット上で物議を醸していました。

 

 その当時のヒカキンさんは『月間登録者数420万人増えても日本一とれませんでした』という動画を投稿していましたが、この前までにヒカキンさんは『カウンターショート』という、登録者数がキリのいい数字になったときにお祝いをする、という動画を頻繁に投稿していました。

 

 ただ、これについては『登録者数を増やすためだけの動画』『数字稼ぎ』と猛批判が起きており、それを批判するコメントが大量に寄せられ、ヒカキンさんが非表示にする、という流れでした」

 

 しかし、ここからほかのYouTuberとは“圧倒的な差”を見せるのが、ヒカキンなのだろう。

 

「批判的なコメントが殺到してから数日後の6月16日に、ヒカキンさんは『セブンの豚焼肉弁当が最強すぎる!』と題した動画を投稿しました。これは、12年前に自身が投稿した動画の“セルフオマージュ”だったんです。ヒカキンさんは動画の概要欄に《厳しいご意見まで本当にありがとうございます》と記し、批判コメントを認識していたことを明かしていました。

 

 このセルフオマージュは大きな話題になり、批判コメントが殺到した『月間登録者数420万人増えても~』という動画に比べても、約2倍近い再生回数をたたき出しています。ヒカルさんの“黙殺”より一段階、上の対応を見せた結果ですね」(同前)

 

 批判コメントは「読んだら理解する」というヒカルだが、それを反映させることも必要なのかもしれない。

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