【虎に翼】まさかの “BL展開” に困惑と賛否「国民的ドラマに必要?」脚本家の考えは
6月10日放送のNHK連続テレビ小説『虎に翼』の第51話に、ネット界隈が騒然となった。
寅子(伊藤沙莉)は、花岡(岩田剛典)の死に衝撃を受ける。戦地から戻った轟(戸塚純貴)も花岡の死を知り絶望。そこに空襲から生き延びていたよね(土居志央梨)が現れ――という話が展開した。
花岡と轟は同郷の同期。弁護士を目指したのも花岡がいたからだと話す轟。そんな轟に、よねは「惚れてたんだろ、花岡に」と問いかける。
「惚れた腫れたはカフェーで死ぬほど見てきた。別に白黒つけさせたいわけでも、白状させたいわけでもない」
「私の前では強がらなくていい」
と言うよねに、轟は「俺にもよくわからない」「あいつが判事になって、兵隊に取られずにすむと思うとうれしかった」「あいつのいる日本へ、生きて帰りたいと思えた」と、涙ながらに心情を吐露した。
この場面に、Xは騒然。
《まさか朝ドラにBL要素ぶち込んでくるとはな》
という驚きの声や、
《別に同郷で共に法曹界を目指す親友っていう設定で良いし、BL的要素は必要ないと思った》
《え?国民的ドラマでBL出してくるのか…ここ必要??》
と、朝ドラに “BL要素” が必要なのかという疑問の声も多数。それに対し、
《朝ドラにBLいらんとか今その設定いる?とか言ってる人は一体今まであのドラマの何を見てきたんだろ いるとかいらないじゃなくて存在してるんだ》
《惚れてるって言っても、BLとは限らないんじゃあ??》
など、さまざまな意見が乱れ飛んでいる状況だ。
そんななか、このドラマの脚本家である吉田恵里香氏が、Xを更新。
《轟の、花岡への想いは初登場の時から【恋愛的感情を含んでいる】として描いていて私の中で一貫しています(本人は無自覚でも)。人物設定を考える時から彼のセクシャリティは決まっていました》
と説明。
《轟自身がまだ自認しきっているわけでも答えをだしたいわけでもないと思うので、これを機に視聴者の方々も色々考えてご覧いただければ大変嬉しいです》
《長年刷り込まれてきた様々な嫌悪感や差別に対して、何か少しでも変わっていくことを望みます》
と、視聴者に呼びかけている。吉田氏の更新は放送日の午後1時だが、それから約3時間で2万近くの「いいね」がついている。いかに多くの人が、このドラマに感情を揺さぶられているかを示すものだろう。
06/10 09:50
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