アンゴラ村長、爆売れ写真集でわかった「グッとくる」ポイント…ぱーてぃーちゃんも完熟フレッシュも「女性芸人」続々グラビア参入の理由
お笑いコンビ「にゃんこスター」アンゴラ村長のファースト写真集『151センチ、48キロ』(講談社)が、売れに売れている。20代最後の日となる5月16日にデジタル写真集として刊行されるや、写真集ランキングで軒並み1位を記録。予想を大きく上回る売れ行きに、本人はなぜかインスタにローストビーフ丼の写真を投稿。
《マネージャーさんから『売れ行き良いみたいです!』と聞いたときから食べようと決めいて、実際に食べたローストビーフ丼です。私まだローストビーフ丼食べれます!》
とご満悦でコメントし、さらなる売り上げに期待を寄せている。
まだまだ勢いの止まらないアンゴラ村長の写真集。何がここまで受けたのか、グラビア評論家の徳重龍徳氏に話を聞いた。
「写真集としては、女性ファッション誌『with』が関わったということで、淡い色調で柔らかくオシャレに作っている印象。女性読者も多いのも納得です。『グラビアだから』と、無理に男性目線を意識してセクシーに見せるのではなく、ある種キャラクターとしてのかわいらしさをアピールしている。ふだんグラビアを見ない人にもスッと入りやすい作品で、そこがウケる間口の広さにつながったと思います」
さらに徳重氏が評価するのは、ありのままの “等身大感” だ。
「タイトルの『151センチ、48キロ』。これは女性としては標準体型で少しふっくらくらい。スレンダーなモデルでもセクシーボディーでもない親しみやすさに、アンゴラ村長の存在感が加わる。
ランジェリーを着たショットも複数ありますが、たとえば白の下着は面積が大きくそこまでエロくない。逆に表紙にも使われた黒のランジェリーは、それ以外の自然なグラビアで “ため” が効いているぶん、よりエロく感じます。くびれていないお腹まわり、ショーツへの肉ののり具合も生々しくて、男性はここにグッとくると思います。
この写真集を何かにたとえるなら、ものすごく美味しい家庭のカレー。お店のようにスパイスが効いていたり、高級な素材を使っていたりするわけではないけれど、食べると安心する美味しさがある。
よくよく見ると玉ねぎをきちんと炒めていたり、隠し味もしっかり入っていたりと、実は丁寧に作られている。だから万人に受け入れられるのでしょう」
一方、お笑いからグラビア進出をもくろむ女芸人は、アンゴラ村長だけではない。実は今年に入って、女芸人のグラビア挑戦が相次いでいるのだ。メジャーな雑誌だけでも「ぱーてぃーちゃん」信子、「完熟フレッシュ」池田レイラ、「ダウ90000」吉原怜那など、名のある女芸人たちが続々、初々しい水着姿を披露している。
「そもそも、ここ15年ほどグラビアアイドルはグラビアの主役にはなっていません。2010年代からAKB48などグループアイドルが脱ぎ出し、各雑誌を席巻。
その後も、えなこや伊織もえなどのコスプレイヤー、さらに現在ではインフルエンサーにキャバクラ嬢と、“他業種グラビア” が人気です。
グループアイドルやインフルエンサー、キャバクラ嬢は水着になるのが当たり前ではないからこそ、価値が生まれます。この “他業種グラビア” の新たな形が、女性芸人だと思います」
となると、今後 “芸人グラビア” ブームが到来する可能性もーー。最後に、徳重氏にグラビア参入が期待できる女芸人をあげてもらった。
「ビジュアルの整った女性芸人は増えてきていますが、なかでも勢いがある点では、吉本興業の『はるかぜに告ぐ』。グラビアとなればかなり注目を集めると思います。
昨年の『THE W』(日本テレビ系)で一躍注目を集めた結成2年めのコンビで、この4月からは東京へ進出した『さや香』に代わり、『news おかえり』(ABCテレビ)のコメンテーターに抜擢。さらに、5月には『ZIP!』(日本テレビ系)のリポーターにも決まりました。
クールな美貌で不良感もあるツッコミ担当 “とんず” と、清楚なボケ担当 “一色といろ” というタイプの違う美女2人組は、グラビアでもそれぞれ違った魅力を発揮してくれるはずです。
ほかにも『リンダカラー∞』の “りなぴっぴ”。個人でYouTubeもやっていますし、ビジュアルで売れたくないという芸人タイプでもないので、トリオの知名度がもっと上がれば、グラビアで水着を披露する機会もあるのではと思っています」
アンゴラ村長に続き、グラビアを飾る美女芸人が現われるのを期待したい。
05/28 11:37
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