電撃ネットワーク・南部虎弾さん死去…逝去直前のイベントでは「やりたいことはまだまだある」と元気な姿を

 

「自分はですね、(エスパー伊東の)葬儀があったとしても行きません。(亡くなる直前に会わせてもらえず)悔しくてしょうがないです」

 

 1月17日にアップされた電撃ネットワーク公式YouTubeチャンネルの動画で、亡くなったエスパー伊東さんを偲んでいるのは、電撃ネットワークの南部虎弾さん。だが、その3日後の1月20日、南部さん自身も脳卒中のため都内の病院で死去。72歳だった。

 

 公式サイトでは、《突然ではございますが、電撃ネットワークを長年牽引してきたリーダー南部虎弾 昨日23:55 脳卒中の為、帰らぬ人となりました》と報告。《通夜、葬儀につきましては、近親者のみで行わせていただきます。後日、お別れの会を予定しておりますので、詳細は追ってご報告いたします》と記した。

 

 

 突然の訃報に驚きを隠せないのは、2023年12月20日に『電撃忘年会』という、南部さんがタレントの中村ゆうじらと共同開催しているイベントに参加した男性だ。

 

「当日はいつもの黄色い縁のサングラスに、黄色い服に黒の水玉模様のド派手な衣装でいらっしゃいました。11月26日にも大きなイベントがあったりして、少しお疲れの様子でしたね。

 

 けれども、話すときは言葉もしっかりでしたし、元気にお客さんとコミュニケーションを取られていました。お酒も少し飲まれていましたね。

 

 70歳すぎてもスマホで友達にLINEするなど、やっぱり南部さんは若いなぁという印象でした。“やりたいことはまだまだある” と言っていましたから、長生きするだろうなと思っていた矢先のことでした」

 

 南部さんがプロデュースしていた新宿プロレスのイベントに毎回呼ばれていたという女性は、2023年の秋、《俺たちのYouTube TikTok 海外で広げたいんだ》というLINEをもらったという。この女性は、

 

「大きな病気をされていたのに前向きなメッセージをもらって、お元気になったんだと思っていたのですが……びっくりです」

 

 と突然の死を惜しんだ。

 

 南部さんは、冒頭の動画で、エスパー伊東さんに対する思いをこう述べている。

 

「エスパーが『俺に会いたい』って、当の本人が言っているのに。俺も会いたいし。お互いに会わなきゃいけないなと思ってたんですけど、会わせてくれなかった。

 

 エスパーとはもう30年の付き合いで、いろいろなことありまして。もうあんなにバカであんなにかわいい奴ってのは本当にいないと思います」

 

 長年の友人の死が、自らの死期を早めてしまったのか――。合掌。

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