じゅんいちダビッドソンが伝授「冬こそ、男のソロキャンプ」

 

 空前のブームとなっているソロキャンプ。それは冬も変わらず、平日でも寒空の下、キャンプ場には1人用のテントがずらりと並ぶ。

 

 そんなソロキャンプの魅力にどっぷりハマっているのが、じゅんいちダビッドソン(45)だ。やはり男なら、タフな環境の冬こそソロキャンプ……ですよね?

 

 

「冬にソロキャンプって、どう考えても頭おかしいですよね(笑)。だって、わざわざ外に出て、寒いと言いながら、焚火を囲むわけですから。そして、やっと温かくなったところで飲むのが、キンキンに冷えたビール……。

 

 でも、そこがいい。誰にも邪魔されず、自分だけのやりたいことをする。これって、子供のころには絶対できないこと。“大人ならではの遊び” です」

 

 他人の目を気にせず、自分のやり方で楽しむのが、ソロキャンプの醍醐味。こだわりを持ちつつも、“臨機応変” に対応するのがじゅんいち流だ。

 

「正直、僕はソロキャンプをしている芸人のなかでも、かなりの下手キャンパー。忘れ物もするし、手際もよくないから、あたふたしている。でも、それが僕のやり方。火打石で火をつけるのもカッコいいですが、つかなかったら着火剤を使えばいいじゃないですか。

 

 形から入ってがんじがらめになるより、自由に楽しんだほうが勝ち。せっかく、ひとりになっているんだから、自分の気持ちを最優先に楽しみたいです」

 

 キャンプ場は “秘密基地” という彼。だからこそ道具には、こだわりを持っている。

 

「人と同じものは嫌。僕はビンテージものが好きで、ギアの多くは年代ものです。

 

『もしいま自分がチョイスしなければ、もう二度と出合えないかもしれない』というのが、ビンテージの魅力。そういう自分が好きなものを、少しずつ揃えていくのはすごく楽しいです。どんどんお金はなくなっていきますけどね(笑)。

 

 ま、こんなに自己満足の世界はないですから、自分の好きなものを思う存分集めてみたいです」

 

寝袋に入りながら)コットを使えば、体感温度は変わる

 

 初心者が挑む、冬のソロキャン。準備すべきものは?

 

「やっぱ、テントやタープ(日よけ・雨よけになる天蓋)、簡易ベッドになるコット、寝袋はマストですね。コットは意外と大事で、冬は地面に体温が奪われて体が冷えていくので、これがないと寒さで死んじゃいます。

 

 ちなみに、寝袋の力は偉大。僕のはダウンなんですが、マイナス10°Cでも、ぬくぬく。でも、ひとつ難点があって、夜中にトイレに行きたくなったときが地獄。

 

 このぬくもりのなかから、外に出るなんてあり得ない。ひどいときなんて、1時間くらい葛藤しちゃいます。最終的には、『トイレに行かなきゃ』という気持ちが勝つんですが(笑)。

 

 あとは、直火がNGの場所もあるんで焚火台とか? このあたりさえ揃っていれば、忘れ物をしても大丈夫。僕なんて、魚釣りキャンプに行って、釣竿を忘れたことがありましたから。それでも楽しめる、それがソロキャンプです」

 

「ときには妻と一緒にキャンプに行くこともある」というが……。

 

「冬はイヤみたい。一度、一緒に行ったら、寒すぎてもう無理って。『せっかくなら、温泉に入れる暖かいところでゆっくりしたい』なんて言っていました。それは旅館ってことですよね(苦笑)」

 

 1月に個人事務所を立ち上げたばかりで忙しく、ふと「無になりたい」という衝動に駆られるそう。

 

「独立は、2019年の2月くらいから話していたので、『既定路線』という感じ。そんななか、オンラインサロンを開設したりと、新しい世界も楽しんでいます。

 

 事務的なものは慣れないことが多いですが、最近、無になりたいときは、ソロキャンプに来ています。仲間と行くのもそれはそれでおもしろいんですが、ひとりで何も考えずにボーッと過ごすのもいいんですよ。

 

 家にいると、宅配便が来たり、妻の話も聞かなきゃいけないし……と、思いどおりにはいかないでしょ。

 

 キャンプ場は、やりたいことだけをやれる『でっかいひとり部屋』。いい景色や焚火の炎を見て、酒を飲んでご飯を食べて寝る。焚火のパチパチという音が響くなか、温かいご飯と熱燗なんて最高ですよ。家庭のこと、会社のことなんてすぐに忘れられますから。

 

 だから、(携帯電話が)圏外の場所に行ってください。もう、追いかけてくるものは何もない! ただ僕は、電波があるところに行きます(笑)。やっぱりネットで動画も見たいし、漫画も読みたいですから」

 

 ゆるゆるでいい。冬こそ、キャンプに行け。

じゅんいちだびっどそん
1975年2月4日生まれ 兵庫県出身 本田圭佑選手のものまねで話題に。YouTube『ちゃんねるダビッドソン Channel Davidson』で、キャンプ動画を配信中。オンラインサロン「じゅんいちダビッドソンのキャンプ村」では、メンバーと一緒にソロキャンプに行ったり、キャンプ情報の交換をしている

 

写真・志波慎寿介

 

(週刊FLASH 2020年2月25日号)

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