泉ピン子の芸能界サバイバル術「自分の席を空けるな」

泉ピン子の芸能界サバイバル術「自分の席を空けるな」

 タレントの勝俣州和が、2月8日放送の『ダウンタウンDX』(日本テレビ)に出演し、女優の泉ピン子とのやりとりについて語った。

「昔からお付き合いがあって、仕事や人生のこととかいろんなことを教えてくれる。初めてお仕事する前に『勝俣、芸能界は席の取り合いあいだ。だから絶対に自分の席を空けるな。そこに座っていなきゃダメだぞ』と。『お仕事をいただいたときに、スタッフが何を欲しいかを瞬時にわかって仕事をする。自分勝手な奴はいなくなる』」

 その後、ピン子の半生を振り返るスペシャル番組にゲストとして呼ばれた勝俣。気合を入れて番組に臨んだという。

「VTRを見て、司会者の人が『私も若手のときに売れなくてとても辛かったです。ピン子さんも辛かったですか?』って言ったら、『辛いとき辛いと思うのは二流。辛いときに辛い顔をしてると売れなくなるぞ』って説教が始まった」

 女性バイプレーヤーとしておなじみの女優・江口のりこも、ドラマの撮影で共演者のピン子に激怒されたという。2月12日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)にてこう明かす。

「23歳のときに『ドラマ女子刑務所』(2003年)をやれって言われて。私はそのとき3日くらい寝てなかったんです。朝一で助監督にセリフを足されて。『セリフを覚えなっ』と思っても、全然(頭に)入らない」

 結局本番でセリフが出てこず、たった一言にも関わらず、撮影に1時間かかってしまったという。

「撮影が終わって、(ピン子に)『みんなに謝んな!』って言われたんです。怒るというか叱りつける感じ。(この他にも)『声が小せえんだよ!』とか。で、最後に、ピン子さんが『私があのとき怒ったのは、あんたがNGをたくさん出したから怒ったんじゃないよ。あんたはあのとき自分に負けてたから怒ったんだよ』って」

 女優の上戸彩も、10代のころ、駆け出しで仕事に対する意識が低かったため、「あんたの席なんかすぐ誰かに取られるからね! プロ意識を持ちなさい!」と楽屋でピン子に説教されたという。

 じつはピン子が後輩に厳しく指導するには理由がある。2015年4月4日放送の『サワコの朝』(TBS系)では、ピン子が先輩女優に説教された経験を明かしている。

 かつて森光子と舞台で共演したことがあったピン子。忙しさのあまり、稽古に際してセリフを覚えきれなかったという。

「(森が)『ちょっといらっしゃい。あなたが(出演を)“うん” と言ったんでしょう? 仕事が忙しいからと言ってセリフを覚えてこないって、あなたのためにならないでしょう。(セリフを)覚えてらっしゃい』。母さん普段は優しいのに、仕事になるとみんな厳しい」

 番組では、後輩への指導をメディアに「いじめ」と揶揄され「心が折れそうになった」とも明かしている。

 18歳で漫談家としてデビューし、ブレイクするまで10年以上かかったピン子。下積みが長かったからこそ、芸能界の「間違っていることは指摘する」という伝統を、守り続けているのだ。

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