又吉直樹「どっちでもいい」村上春樹氏のノーベル賞

初の長編小説「人間」について説明する又吉直樹

15年に小説「火花」で芥川賞を受賞した、お笑いコンビ、ピース又吉直樹(39)が10日、都内で初の長編となる3作目の小説「人間」の発表会見に出席した。

昨年9月から今年5月まで、毎日新聞夕刊で連載。執筆のスタイルについて、又吉は「せっかく連載だったので、最初に書き終わって小分けにするよりも、連載ならではのライブ感を味わいたかった」。ライブ、テレビなどお笑い芸人としての仕事をこなしながらの執筆で「基本的に通常営業。連載しているときも自分がネタを書くライブとかをやっていた。コントはコント、小説は小説で、ズラしてという感じではなかった。今くらいの感じで、どっちもやってるのがお互いにいいと思う」と話した。

それでも、ハードスケジュールの中、ギリギリで原稿を入れることもあった。「人間、追い込まれたらどこでも書けると思った。この1年間で成長した。『今日の午後5時までに』と言われていて、仕事が終わったのが午後4時で、その辺の路上に座ってパソコン開いて書いたこともありました」と振り返った。

10日夜にノーベル文学賞が発表予定で、日本の村上春樹氏(70)が候補として名前があげられていることについては「受賞すれば、普段、書店に行かない人が行って盛り上がるのでいいと思う。ただ、個人的にはノーベル賞や大きな賞を取っても取らなくても、村上春樹さんは変わらないと思う。読者として、個人的にはどっちでもいい。客観的には盛り上がると思いますが。ご本人も気にしてないと思います」。自身のノーベル文学賞受賞の予定を聞かれると「ここで『あります』と言ったら、ムチャクチャ。ものを書く動機は、ノートに漫才やコントを書き始めた時から、将来、それでご飯を食べようじゃなく、書かずにいられないということだった。あんまり考えても、絶対に無理なんで」と話した。

所属する吉本興業は、この夏、芸人の闇営業問題に揺れた。その中で、従来のマネジメント契約から、自身でスケジュール、仕事内容を決められるエージェント契約も選べるようになった。「僕は、そのまま(マネジメント契約)にしています。具体的な話はしていないけど、特に新しい契約に替えようという話はしていない」と話した。

同年代の女優佐藤仁美(40)が、この日、俳優細貝圭(35)と結婚したことについては「本当に祝福したいし、うらやましいという言葉しか出てこない。誰かが幸せになるということは、いいことですよね。僕も人を愛する準備はできてるんですけど…頑張ります」と話した。

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