「これ、アメリカか?」トランプ支持者の議会襲撃にネット騒然! 制御不能のカオス空間

議会に侵入する暴徒集団(ロイター)

 米国の首都ワシントンで6日、トランプ大統領の支持者多数が連邦議会議事堂の建物に侵入。警官と銃撃戦になり、トランプ支持者の女性が撃たれて死亡した。

 この日、議会では大統領選でのバイデン次期大統領の当選を認証する選挙人投票の集計を行う予定だったが、暴動により中断。ペンス副大統領も議事堂から退避し、現在も再開のメドは立っていない。

 暴徒集団は現地時間午後1時過ぎに議事堂周辺のバリケードを突破。建物内に侵入し下院と上院の議場のドアに迫った。そこで警察による退避措置が取られ、侵入者には催涙ガスがまかれ、銃口が向けられる異常事態となった。

 とはいえ、数が違い過ぎた。押し寄せる暴徒集団は議会を占拠し、議長席に座ったり、器物を取り去るなどやりたい放題。中には「南部連合」の旗を掲げる者もいた。

 南部連合とは奴隷制の拡大に反対だったリンカーン大統領の当選を受け、合衆国から脱退を表明した南部の州が1861年に結成した政府。計11州が参加し、独自の大統領や旗を決め、奴隷制を擁護する憲法を制定した。合衆国(北軍)と争った南北戦争で敗北し、65年に消滅した。

「現在は白人至上主義の象徴のように扱われ、トランプ氏も擁護してきた」とは関係者。

 実際、暴動のトリガーを引いたのはトランプ氏だ。この日正午から、大勢の支持者の前で演説を行い「歴史に残る大規模な不正を、我々は決して忘れない」「これは終わりではない。今日という日はただの始まりだ」「抗議行動が起これば自分も参加する」などと発言。直後に議事堂襲撃が起こった。

 慌てたトランプ氏は暴動から約2時間後にSNSで「この選挙は盗まれたものであることは誰もが知っていることだが、誰も傷つけたくはない。平和にいこう。あなた達は家に帰る必要がある」と促したが、時すでに遅し。

 日本のネット上では衝撃的な光景に「これ、アメリカか?」「新たな南北戦争の始まり」「現地の日本人は外に出ない方がいい」など様々な意見が寄せられている。

 連邦議会議事堂でこのような暴動が起きたのは、米英戦争中に英国の攻撃で建物が焼けた1814年以来初。

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