まゆゆ「電撃引退」決断までの苦悩…超多忙の黄金期が過ぎ“燃え尽き症候群”の可能性

渡辺麻友

“まゆゆ”の愛称で知られる元AKB48で、女優の渡辺麻友(26)が5月31日をもって芸能界から電撃引退したことを所属事務所「プロダクション尾木」が1日、明らかにした。「健康上の理由」とのことだが、突然の発表にファンからは驚きや困惑の声が噴出。「AKB48総選挙」(2014年)で頂点に立った渡辺はなぜ芸能活動の幕引きに至ったのか――その舞台裏を探った。

「プロダクション尾木」は1日、公式サイトで「この度、渡辺麻友より『健康上の理由で芸能活動を続けていくことが難しい』という申し入れがございました」と発表。

「数年に渡り体調が優れず、これまで協議を重ねて参りましたが、健康上の理由でしたので身体の事を最優先に考え、本人の意思を尊重し2020年5月31日をもちましてプロダクション尾木との契約を終了し芸能活動にも終止符を打たせていただくこととなりました」と経緯を説明した。

 その後、渡辺は自身のツイッターを5か月ぶりに更新し、退社と芸能界を離れる旨を報告。健康上の理由については触れなかったものの「これまで関わって下さった皆様、応援してくださった皆様、誠にありがとうございました!」と感謝を述べ「世間ではまだ大変な状況が続きますが、皆様くれぐれもお身体にはお気をつけ下さい」とつづった。

 渡辺はAKB時代、ファン投票による「選抜総選挙」で1位を獲得。最後まで“ノースキャンダル”を貫き「王道アイドル」のまま、17年12月に卒業。その後はミュージカル、舞台など女優として活動していた。

 昨年9月まで放送されたNHK連続テレビ小説「なつぞら」に出演後は、事実上の休養状態に。

 今年に入ってSNSの更新もストップし、元日に「あけおめ」と新年のあいさつを投稿したのみ。仕事関係者やファンからも体調不良を心配する声や、芸能界引退を危惧する声が上がっていた。

 同じ事務所に所属していた元AKB48の高橋みなみ(29)は1日、TOKYO FM「高橋みなみのこれから、何する?」で「風のうわさで、もしかしたら…とは少し耳に入ってきたりしていましたが、今日このような形で発表されて、私自身も驚きました」と動揺を隠さなかった。

 ソロ転身後、わずか2年半での芸能界引退。連ドラ、朝ドラ、CM出演など女優として憧れのステップを踏みながら、なぜ引退を決断したのか。

 本紙が取材を進めると、複数の関係者から“燃え尽き症候群”の可能性が挙げられた。

「渡辺はAKB48が『国民的なアイドルグループ』と大ブレークし、テレビで見ない日はないほど多数のメディアに露出していた黄金期を過ごした。寝る暇もないほど過酷なスケジュールをこなし、世間からも注目を浴び続けていた。だからこそ卒業すると、どこか抜け殻というか“しばらく休みたい”心境に陥ってしまう。実は前田敦子大島優子、小嶋陽菜、高橋みなみといった渡辺と同じ“神7”メンバーはみんな“燃え尽き症候群”に悩まされているんです」(芸能プロ関係者)

 当時は1日にCMを3本撮ったり、1時間おきにスタジオを渡り歩いて雑誌の撮影をしたり。本紙も分刻みの取材で、メンバーが取材内容を事前に把握できないまま困惑する姿を何度も目撃してきた。

 AKB時代よりもメディア露出が確実に減るソロ転身。しかし、黄金期を経験したメンバーは当時のようなハングリー精神を再び発揮することが難しい面があり、渡辺も苦しんでいたという。

「世間では明るい王道アイドルイメージがあるのかもしれませんが、渡辺自身が“闇キャラ”で『孤独です』『性格が暗い』などと正直に弱音を吐いていた。完璧主義なところもあり、演技について周りが評価しても素直に受け取れず、自分はどうしても納得できない。自宅で『下手くそ~!』と自分を罵倒することもあった。女優の仕事に楽しさを感じられなくなり、演じることに後ろ向きになっていったのもあると思います」(前同)

 アイドル時代から、謙遜もあっただろうが「自分に自信ない」「平凡な人間」など“自虐”を口にしていた渡辺。総選挙で1位になった女王とは思えない姿もあった。

 芸能界という世界が、素の彼女には合わなかったのかもしれない。

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