中国でも京アニ放火事件ショック ネットに溢れた「京阿尼加油!」の文字

 18日に発生した京都アニメーション放火事件は世界的なニュースとなったが、中でも中国中央テレビ、環球時報、人民日報などの中国国営メディアは大きく取り上げた。

 タブロイド紙の新京報は「中国のアニメファンの間で、京アニの『涼宮ハルヒの憂鬱』が社会現象を起こし、『CLANNAD』で二次元にはまった。『中二病でも恋がしたい!』で“中二病”という言葉がネットスラングとして定着した。そのほかに『らき☆すた』『けいおん!』など優れた作品を数多く送り出し、『京アニの作品にハズレはない』と認識されている」と報じている。

 一夜明けた19日も中国メディアは、事件を詳細に報道し続けている。

 日本の事件を中国が大きく取り上げることは異例だが、それだけ京都アニメーションをはじめとする日本のアニメが中国社会に大きな影響を与えているようだ。

 中国人ジャーナリストの周来友氏は「『京阿尼』と親しまれている京都アニメーションの作品は中国だけでなく、台湾や香港など中華圏全体でも放映され、人気です。日本のアニメ作品に感銘を受け、日本で漫画家や声優を志す中国人留学生もこの数年で急増しています。アニメに出てくる実在の場所を、中国人観光客が巡る“聖地巡礼”は人気の観光コースとなっています。京阿尼をはじめとする日本のアニメ作品が中国社会に与えている影響は実に偉大なものです」と語る。

 中国のネット、SNS上では「京阿尼加油!」の書き込みが多くみられる。加油とは、火に油を注ぐということではなく、中国語で「頑張れ」の意味で、困難を乗り越えようとする者を励ます時に使われる言葉だ。

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