永ちゃん熱狂ファン・私設応援団総会長「出禁」の苦肉 禁止の特攻服、一般客にコール要求

一部のファンには矢沢も困っていた

 YAZAWAの長年の悩みのタネだった!? 大御所ロック歌手・矢沢永吉(69)が、いわくつきの男性ファンに対し「コンサートへの出入り禁止&ファンクラブ強制脱会」の措置をとった。処分された男性A氏は、私設応援団の総会長を務める人物。矢沢サイドの再三の自粛要請にも従わず、特攻服でのコンサート参加、一般客へのコール強要など周囲に威圧感を与える行為を繰り返していたという。「NGT48」山口真帆(23)の暴行被害しかり、芸能界でファンにまつわる不穏な話が相次いでいる――。

 矢沢の公式サイトは21日、「私設応援団お断りについて」と題した記事をアップ。全国に支部を持つ私設応援団の総会長A氏を“追放”したことを明かした。

 同団体は全国に支部を持ち、矢沢に命をささげる熱狂的なファンの集まり。禁止されている特攻服や刺しゅう入りのスーツでコンサートに駆けつけ、旗を振り回し、他の一般客にも「永ちゃんコール」やアオリを強要するなど、やりたい放題だった。会場前で集団で“うんこ座り”する光景は、まるで暴走族の集会そのもの。

 同サイトによると、「かねてより、周囲の人に威圧感を与えるような私設応援団の活動、旗振り、特攻服などの威圧行為の禁止、周囲に迷惑となる永ちゃんコールの強要・煽りの禁止、飲酒入場の禁止といったルールの強化を行ってきました」という。そして、禁止事項を定めたことについて、「私設応援団を名乗る一部の集団による威圧や強要、一部のファンの飲酒による周囲への迷惑行為に対するクレームが後を絶たず『コンサートに行きたいけど怖くて行けない』という声が多く寄せられる以上、必要な決断でした」としている。

 50代の男性ファンは「グループ内で突然ケンカがおっ始まることもあった。コンサート終了後、声がかれていないメンバーに対し、別のメンバーが『なぜ声が潰れるまでコールしなかったんだ! 気合が足りないんじゃないか!』とイチャモンをつけ、殴り合いに。一般のお客さんはドン引きしていましたね」と語る。

 矢沢といえば、気合の入ったファンが多いイメージがあるが、実際に目指しているのは、クラシック音楽のような「どなたでも来場しやすいコンサート」。それを阻害する私設応援団の存在は悩みの種だったようで、今回ついにA氏へのコンサート出入り禁止&ファンクラブの強制脱会処分を決めた。

 音楽関係者によると「矢沢サイドはA氏らに対し、ルールを守るよう再三要請してきた。それでも改善されないので、やむなく今回の措置になった」という。

 一方で、A氏が束ねる私設応援団の存在はコンサートの名物でもあった。ある男性ファンは「たしかに威圧感はすごかったが、彼らを見て『これぞ永ちゃんのライブだ!』と感じる部分もあった」と話す。

 また、歌手の長渕剛(62)も熱狂的なファンが多いことで知られるが「基本的には放置プレー。特攻服の人もいるし、軍服姿で日本の国旗を振り回す人もいる」(テレビ関係者)そう。

 ファンをめぐるトラブルでは「NGT48」山口真帆の暴行事件が記憶に新しい。先月の公演後、自宅に押しかけた男2人に襲われ、山口は心身ともにダメージを負った。暴行した男2人はNGTのファンで、その後運営サイドから公演や握手会、イベント等への出入り禁止処分が科せられた。

 男性アイドルが多数在籍するジャニーズ事務所のグループでは、メンバーへの付きまといや迷惑行為が頻発している。メンバーたちは公式サイトなどで再三注意していたが、ファンの暴走は収まらない。そこで、ジャニーズファミリークラブの会員規約が昨年11月に改定され、「禁止事項」として「アーティストに対する付きまとい、誹謗中傷行為、あるいはアーティスト、当社およびその関連企業に連絡や面接を強要する行為」などと記し、違反者をファンクラブ永久追放とするとした。

 超大物歌手の矢沢もそうした流れに乗ったことから、今後もアーティストによる“ファンの選別”が定着しそうだ。

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