「私は上納されてない」松本人志が性加害報道の訴えを取り下げ、被害女性たちの“証言とLINE”
昨年12月に『週刊文春』で性加害疑惑が報じられ裁判を起こしていた松本人志が、11月8日付で訴えを取り下げる方針であることが明らかになった。
取り下げにあたって松本が女性側に謝罪か
性加害を受けたとする女性2人の証言を報じた同誌の発行元である文芸春秋などに5億5千万円の損害賠償と訂正記事の掲載を求めていたが、文藝春秋側と合意したという。
「テレビ朝日の報道によると、取り下げにあたって松本さん側が女性側に謝罪するそうです。記事が出た直後、SNSで“事実無根なので闘いまーす”などと強気な姿勢を見せていただけに、松本さんを信じて擁護し続けてきたファンからは落胆する声も上がっています」(スポーツ紙記者)
週刊女性PRIMEでは、松本へ女性をアテンドしたと報じられたスピードワゴン小沢一敬と、被害女性であるA子さんのLINEのやり取りだと言われている画像のスクリーンショットを入手していた。
A子さんは問題となった飲み会終了後の0時26分に、
《小沢さん、今日は幻みたいに稀少な会をありがとうございました。会えて嬉しかったです。松本さんも本当に本当に素敵で、●●さん(※画像では実名)も最後までとても優しくて小沢さんから頂けたご縁に感謝します。もう皆それぞれ帰宅しました ありがとうございました》
とメッセージを送信。この画像は、当時の状況を説明するために小沢が親しい関係者に送ったものだという。小沢は先輩の松本に迷惑をかけたという思いから静観を続け、報道後に活動休止を発表。いまだ復帰の目処が立っていない状況だ。
小沢だけでなく、たむらけんじや『クロスバー直撃』渡邊センスなどが松本に女性をアテンドしていたと報道され、後輩芸人にも被害が及んだことで松本は今年1月に文春側を提訴。今年3月に東京地裁で第一回口頭弁論が開かれた。
一日も早く、お笑いがしたいです
裁判後の3月25日には、Xを更新。
《たくさんの人が自分の事で笑えなくなり、何ひとつ罪の無い後輩達が巻き込まれ、自分の主張はかき消され受け入れられない不条理に、ただただ困惑し、悔しく悲しいです。世間に真実が伝わり、一日も早く、お笑いがしたいです》
と思いを綴った。
「『週刊文春』の報道後に続報で仲の良い後輩芸人の名前が上がることを恐れて、吉本芸人の番組起用に対して慎重になるテレビマンが増加。迷惑をかけてしまった後輩たちを想っての投稿だと言われています」(制作会社関係者)
第一回口頭弁論後の6月、週刊女性PRIMEでは『週刊文春』に性加害を告発したX子さんが周囲に、「自分は告発するつもりはなかった」と説明しているという証言を入手していた。X子さんの知人は、
「実は、今回の裁判の焦点となる性被害疑惑を『文春』に告発したXさんが、周囲に“自分は告発するつもりはなかった”と、必死に説明しているそうなんです。Xさんというのが、同じく松本さんからの性被害疑惑を告発した女性の1人と友人関係で、今回の告発は“その友人が強引に話を進めたもの”だというのです。
自身が“松本人志を告発した女性”という目で見られていることに困惑しているとも主張しています。確かに松本さんとの飲み会には参加したが、“自分は被害を受けたという認識ではない、あらぬ誤解から所属事務所や仕事関係者に迷惑がかかってしまう”ことを懸念しているそう」
と語っていた。松本が起こした裁判にX子さんの記事は含まれていなかったものの、同記事を配信した後には、情報提供が相次ぐことに。7月に配信した記事では、松本の飲み会に参加した女性から「私は“上納”されてない!」という新証言も紹介している。
記事の中で“D子”と紹介された女性の友人で、一緒に高級ホテル『ザ・リッツ・カールトン大阪』での飲み会に参加したという関西在住の30代一般女性のY子さんはこう証言してくれた。
該当の飲み会参加者は「お互いソファに座って雑談しただけ」
「いちばん気になったのは、あの夜のことが“後輩芸人を使った性接待”と報じられていたこと。少なくとも私は、松本さんやほかの方々の言動に性的なものはまったく感じなかったし、松本さんとふたりきりになってからも、みんなで話していた時と同じノリでお互いソファに座って雑談しただけで。最後には“ちゃんと帰れたか教えて”と電話番号を交換してもらって、すぐに帰宅しました。その後、メールでのやりとりはありましたが、松本さんにお会いしたのはその日だけです」(Y子さん)
D子さんは、 《「後で知ったことですが、私の周囲でも大勢の子が松本さんの部屋飲みに誘われ、最後には性行為をするように仕向けられていました」》と『週刊文春』で証言していただけに、Y子さんとの証言と大きく異なっていたのだが……。
8月14日にオンラインで非公開実施予定だった第2回弁論準備の延期が発表され、延期分の第2回弁論準備期日が11月11日になったことが発表されていたが、ここにきて訴えを取り下げた理由とは?
「スタート時から審査員を務める『M-1グランプリ』の決勝戦が12月22日に放送されることが決定しました。同じく審査員を務める今年の『キングオブコント』は松本さん不在で行われましたが、審査委員長的な役割を担った『東京03』飯塚悟志さん以外の採点の振れ幅が少なかったことから、批判が殺到することに。
審査される側の芸人たちからも“松本さんに審査してほしい”という声も多く上がっていることから、裁判の結果以上に1日でも早く活動を再開させることが大事だと判断したのでしょう」(テレビ局関係者)
『週刊文春』と松本側からコメントが発表される見込みだけに、どんな内容になるのだろうか。
11/08 16:05
週刊女性PRIME