「大人げない」ヘルメット“叩きつけ”のソフトバンク周東佑京、比較された大谷翔平との違い

ソフトバンク・周東佑京(パ・リーグ.com公式サイトより)

 10月31日、「SMBC日本シリーズ2024」にて、福岡ソフトバンクホークスと横浜DeNAベイスターズの対戦がおこなわれた。結果は0対7でソフトバンクが敗北したが、ソフトバンク所属の周東佑京選手(28)が物議を醸している――

盗塁王のソフトバンク・周東佑京選手

 周東選手といえば、持ち前の瞬足を武器に2023年のWBCでも大活躍し、驚異の盗塁成功率をたたき出すことで有名な“盗塁王”。負けず嫌いではあるものの、スポーツ選手特有のガツガツさを表に出さず穏やかな性格で知られている。

 話題になったのは、7回で打席に立った周東選手が低めの変化球で苦戦し、二ゴロに倒れたときのこと。よほど悔しかったのか、一塁を駆け抜けた自身のヘルメットを地面にたたきつけたのだ。

 普段の落ち着きはどこへやら、感情を爆発させた周東選手に対し、その行動を疑問視する声が相次いだ。

《道具に当たるなんて大人げない。プロ失格なのでは…?》

《子どもと一緒に見ていたけど、子供にも見せられないような行動、やめてほしい…》

《普段穏やかなのに、どうしたの…!?相当フラストレーション溜まってるね…》

 一方で、MLBのロサンゼルス・ドジャース所属の大谷翔平選手と比較して

《大谷のグラブ投げと周東のヘルメット投げ、この2つ何が違うの?》

《それを言ったら、大谷は何度グローブやヘルメットを投げていると思ってるんだよ》

《周東のヘルメット投げが批判され、大谷のグラブ投げが「喜んでいるものだからOK」とされているの、解せないんだけど》

 と周東選手を擁護する意見も。

大谷翔平によるヘルメット投げつけ

 実際、大谷選手は2022年5月に今回の周東選手同様、二ゴロに倒れた際、ベンチへ戻ってヘルメットを投げつける一幕もあった。

2024年8月にもサヨナラ満塁弾で日本人メジャーリーガー初の『40-40』を達成した大谷選手ですが、ホームベース付近で待つチームメイトと喜びを分かち合うためヘルメットを投げた際に、女性カメラマンのCarrie Giordanoさんの頭に直撃するトラブルも発生していました。

 しかし、CarrieさんのInstagramで『幸運を運んできてくれるかもしれない!もし、この瞬間をビデオで見た人がいたら、ぜひ見てみたい』とむしろ興奮した様子だったこともあり、特に問題視はされませんでした」(スポーツ紙記者)

 MLBではよく見られる光景だが、日本シリーズでは珍しかったこともあり周東選手の行動が目立ってしまったのかもしれない。また普段穏やかだっただけにそのギャップに驚いてしまったファンも少なくなかったようだ。

 とはいえ、今回の日本シリーズでも盗塁王としての活躍はすさまじく、幾度も我々視聴者を驚かせた。しかし11月2日の試合では、DeNAが11-2でソフトバンクを破り、26年ぶり3回目の日本一に輝いた。

 惜しくも日本一を逃してしまったソフトバンクだが、今後の周東選手の活躍に期待したい。

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