「民度が低すぎ」山川穂高のユニフォームが球場のゴミ箱に!ファンの行き過ぎ行為を西武広報に聞く

2023年、WBC決勝戦を終えて帰国した山川穂高

《さすがに度がすぎている》

 背中に《YAMAKAWA》《33》と書かれたユニフォームが無残にもゴミ箱に捨てられた写真。4月13日、西武ライオンズがホームで迎えた福岡ソフトバンクホークスとの試合後にSNSに投稿されたものだ。

「ソフトバンクの山川穂高選手のユニフォームです。バツ印になるように、背番号の上には赤いテープが貼られて、球場内のゴミ箱に捨てられた写真です。いつ撮影されたかは不明ですが、散乱したゴミと一緒になったこの写真がネットに拡散されたことで、野球ファンは“民度が低すぎる”“これはちょっと酷い”と苦言を書き込んでいました」(スポーツ紙記者、以下同)

 試合の結果は、11対2でソフトバンクの勝利。圧勝の立役者となった山川だったが、この日の球場は終始、異様な空気感に包まれていたという。

「山川選手は、2013年にドラフトで2位指名を受けてから2023年12月までの約10年間、西武に所属していました。しかし、古巣の西武ファンは、山川選手が打席に立つたびブーイング。山川選手はパ・リーグ史上初となる1試合で2打席連続満塁ホームランを放ちましたが、試合後のインタビューでもブーイングはやみませんでした

スキャンダルと球団を抜けた背景

 記憶に新しい2023年のWBC優勝メンバーでもある山川。トップレベルの選手が相手チームからブーイングされることは多々あることかもしれないが、ここまでの例はあまり聞かれない。こうした非難の渦中にいるのは、西武を抜けた背景にあるという。

「山川選手は、2022年に知人女性に対して強制わいせつ行為をしたという疑いが持たれていましたが、2023年に不起訴になりました。それでも、西武は山川選手に対して無期限の公式試合出場停止という処分を下しました。その後にソフトバンクへ移籍したことで、スキャンダルを起こしたうえに球団を裏切ったと捉えたファンがいるのでしょう」

 前述の捨てられたユニフォームは西武時代に着用していたもの。いくら山川に失望したとはいえ、西武の伝統ある《3》を背番号に、主軸として活躍した過去がある。

 西武ライオンズの球団広報に、ファンによる度が過ぎた行為に対して注意喚起などをするつもりはないのか聞いてみると、

「当球場では、ルールやマナーを遵守していただき、みなさまが快適に野球観戦を楽しめるように努めております」

 との返答だった。捨てられた山川のユニフォームについても聞いてみたが、

「これ以上、お伝えすることはありません。先ほどの回答が公式の回答です」

 とのことだった。“雑音”を打ち返す活躍は続くのか。

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