武漢の研究所長が否定=コロナ発生源疑惑―中国

 【北京時事】新型コロナウイルスの発生源の可能性があるとして米政府が調査している中国科学院武漢ウイルス研究所の王延軼所長は「ありもしないことをつくりだそうとしている。われわれは昨年12月30日に初めて原因不明肺炎のサンプルを受け取った」と述べ、同研究所から漏えいしたなどとする疑惑を否定した。
 国営中央テレビの国際ニュースチャンネルが24日、王所長へのインタビューの様子を伝えた。王所長がメディアに登場するのは、新型コロナ発生以降初めて。2018年に37歳で所長に就任した王氏をめぐっては中国のネット上で、今年1月初めに全所員宛てに出した電子メールで肺炎の情報を外部に漏らさないよう指示したことや情実人事疑惑が取り沙汰されていた。
 同研究所に所属するコウモリ由来のウイルス研究者、石正麗氏のチームが過去に検出したウイルスについても、王所長は「重症急性呼吸器症候群(SARS)ウイルスとの相似性は最高96%だったが、新型コロナとは同79.8%にすぎない」とし、別物だと強調した。 

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