ブラジルにプーチン氏逮捕を要求…ウクライナ検事総長、G20で訪問「国際社会が団結し責任問うことが重要」

 ウクライナのアンドリー・コスティン検事総長は14日にロイター通信が配信したインタビューで、来月にブラジルで開かれる主要20か国・地域(G20)首脳会議にロシアのプーチン大統領が出席した場合、国際刑事裁判所(ICC)の逮捕状に基づいてプーチン氏を逮捕するようブラジルに求めた。ブラジルはICCに加盟している。

ウクライナの国旗

 コスティン氏は、プーチン氏が出席する可能性を示す情報があるとし、プーチン氏の逮捕を「ブラジル当局の義務」と主張した。逮捕されなければ、犯罪で告発された国家指導者が罪を問われることなく外国に渡航できる前例になると指摘し、「国際社会が団結し、プーチンの責任を問うことが重要だ」と訴えた。

 ICCは昨年3月、ウクライナ侵略に関連する戦争犯罪の疑いでプーチン氏に逮捕状を出した。プーチン氏は9月にICC加盟国のモンゴルを訪問したが、モンゴルは拘束義務を履行しなかった。

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