トランプ氏の集会会場付近で銃所持か、容疑者逮捕…「3回目の暗殺未遂事件」報道

 【フェニックス(米アリゾナ州)=後藤香代】米カリフォルニア州南部のリバーサイド郡保安官事務所は13日、米大統領選の共和党候補、ドナルド・トランプ前大統領が出席した集会の会場付近で銃を所持した疑いで、ラスベガス在住のヴェム・ミラー容疑者(49)を逮捕したと発表した。トランプ氏や集会の参加者にけがはなかった。

 ミラー容疑者は12日午後5時頃、集会が開かれたカリフォルニア州コーチェラの会場の外に設置された検問所で、車の運転席にいたところを保安官代理に職務質問された。ミラー容疑者が偽の記者証を提示したことから、保安官代理が車内を調べたところ、散弾銃や拳銃、弾倉が見つかった。ミラー容疑者は抵抗することなく拘束された。

 集会はミラー容疑者の逮捕とほぼ同時刻に予定通り始まった。この時、トランプ氏はまだ会場に到着していなかったという。地元メディアによると、ミラー容疑者は13日に保釈金を支払って釈放された。

 トランプ氏を巡っては、7月にペンシルベニア州、9月にフロリダ州で暗殺未遂事件が発生しており、地元メディアは、リバーサイド郡保安官事務所が「トランプ氏に対する3回目の暗殺未遂事件」とみていると報じた。

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