ウクライナ外務省「被団協の授賞は原子力安全の重要性強調」…ザポリージャ原発からのロシア撤退求める

 【ロンドン=蒔田一彦】今年のノーベル平和賞に「日本原水爆被害者団体協議会(被団協)」が選ばれたことについて、ロシアの侵略を受けるウクライナ外務省の報道官は11日、読売新聞に対し、「ノーベル賞委員会の決定を歓迎し、重要な賞を受ける日本の友人を祝福する」とコメントした。

 報道官は「被団協への授賞は原子力安全の重要性を改めて強調するものだ」と指摘し、「ロシアは核兵器に関する無責任な言動と核による脅しをやめなければならない」と非難した。

 ウクライナ南部にあるザポリージャ原発をロシアが占拠していることについては、「ウクライナの原子力安全を危険にさらしている」として、露軍兵士や技術者の原発からの撤退を求めた。

ジャンルで探す