イスラエルとハマス、再び一時休戦で合意…14日から2回目のポリオワクチン接種で

 【ニューヨーク=金子靖志】国連児童基金(ユニセフ)のキャサリン・ラッセル事務局長は10日、パレスチナ自治区ガザで流行が懸念されるポリオ(小児まひ)の2回目のワクチン接種を14日に始めると発表した。接種期間は明らかにしていないが、イスラエル軍とイスラム主義組織ハマスとの間で期間中に戦闘を一時休止することで合意したという。

 ラッセル氏は自身のX(旧ツイッター)で「人道的休戦の合意は尊重されなければならない。休戦がなければ接種が不可能になる」と述べ、軍とハマスに合意を順守するよう求めた。

 ユニセフによると、10歳未満が対象で、約59万人への接種を見込んでいる。接種は2回必要で、9月に行われた1回目の接種はガザ中部、南部、北部の順にそれぞれ戦闘が休止され、目標の接種率90%を達成した。今回も同様の措置が取られるとみられる。

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