中東情勢巡りG7首脳声明、イランを「最も強い言葉」で非難…全当事者に自制求める

 【ローマ=倉茂由美子】先進7か国(G7)議長国イタリアの首相府は3日、中東情勢に関するG7首脳声明を発表した。イスラエルへ大規模なミサイル攻撃を行ったイランを「最も強い言葉」で非難し、報復の連鎖で中東地域が制御不能なエスカレーションに陥る危険性があるとして、全当事者に自制を呼びかけた。

イタリア国旗

 声明は、G7首脳が2日に緊急開催した電話会議を受けて出された。中東情勢の悪化に「深い懸念」を示した上で、イランやイスラム教シーア派組織ヒズボラなどに地域を不安定化させる行為を「停止しなければならない」と求めた。イスラエルの安全保障に、G7として「関与していくこと」を改めて確認した。

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