ハリス氏とトランプ氏、訪米予定のゼレンスキー氏と個別に会談へ…外交手腕アピールか

　【ワシントン＝池田慶太】米ブルームバーグ通信は１８日、共和党のトランプ前大統領と民主党のハリス副大統領が、２４日から始まる国連総会の一般討論演説のため訪米するウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と個別に会談する見通しだと報じた。大統領選を争う２人が外交手腕をアピールする場となりそうだ。

　トランプ氏は１８日、ゼレンスキー氏と「おそらく会うだろう」と記者団に述べた。両氏は７月に電話で話したが、対面で会談するのはトランプ氏が大統領を退任してから初めてとなる。

　同通信によると、ハリス氏は来週、ワシントンでゼレンスキー氏との会談を計画している。ウクライナ支援に積極的な姿勢を伝え、支援継続に否定的なトランプ氏との違いを有権者に示す考えだ。ゼレンスキー氏は訪米時にバイデン大統領と会談し、侵略を続けるロシアに対する「勝利計画」を説明する予定で、トランプ、ハリス両氏にも理解を求めるとみられる。