ロシア西部の兵器庫に攻撃、大規模な爆発…100機以上のウクライナ製無人機が投入される

 ロイター通信などは18日、ロシア西部トベリ州トロペツでウクライナ軍の無人機攻撃があり、大規模な爆発が発生したと報じた。攻撃を受けたのは露軍の主要兵器庫で、短距離弾道ミサイル「イスカンデル」などが保管されていたという。

 爆発は米航空宇宙局(NASA)の衛星が熱源を感知するほどの規模で、AP通信はウクライナ当局者の話として、「トーチカU」や北朝鮮製「KN23」などの短距離弾道ミサイルも保管されていたと伝えた。攻撃にはウクライナの情報機関「保安局」(SBU)が関与し、100機以上のウクライナ製無人機が投入されたという。

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は18日のビデオ演説で、「露領土で重大な成果があった。敵を弱体化させる行動だ」と述べ、成果を強調した。

 一方、ロシアのインターファクス通信は露保健当局者の話として、撃墜した無人機の破片による火災で13人が負傷し、地元知事が一部住民の避難を決めたと伝えた。

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