ロシア連邦保安局、イギリスの外交官6人をスパイ容疑で追放「破壊活動を行う兆候が見つかった」…英外務省は反発

 ロシア連邦保安局(FSB)は13日、モスクワにある英国大使館に勤務する外交官6人をスパイ容疑で追放したと発表した。FSBは外交官らが「情報収集や破壊活動」に関与したと主張したが、英国外務省は「全く根拠のない言いがかりだ」と反発している。

 FSBは国営メディアで6人の顔写真や名前を公表した。英PA通信によると、6人は8月に追放され、数週間前にロシアを離れた。

 FSBは、追放した外交官は「ロシアに戦略的敗北をもたらすことが任務だった」と強調した。確認できる資料を受け取ったと訴え、「秘密情報の収集や破壊活動を行う兆候が見つかった」と主張した。

 ロシア側が13日の米英首脳会談を前に、けん制したとの見方もある。

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