ウクライナ、東部ドネツク州で激戦地から撤退…ロシア攻撃で「防衛陣地が破壊されたため」

 ウクライナの英字ニュースサイト「キーウ・インディペンデント」によると、ウクライナ軍は4日、東部ドネツク州で激戦地となっていたチャシフヤール周辺から撤退した。軍は「近隣の防衛陣地が破壊されたため」と説明している。

 報道によると、ロシア軍は2月に同州アウディーイウカを制圧後、戦闘を優位に進めるため、高台にあるチャシフヤール攻略に重点を移した。最近数週間はチャシフヤールの南方約25キロ・メートルのトレツク周辺で激しい戦闘が続いていたという。

 ロイター通信によると、南部オデーサ州や北東部ハルキウ州などで4日、露軍の攻撃を受け、2人が死亡、26人が負傷した。オデーサではミサイル攻撃で港湾施設が破壊され、女性1人が死亡した。ドネツク州の前線近くの町では、無人機攻撃などで子供4人を含む9人が負傷した。

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