ソウル近郊の工場から出火、22人が死亡…リチウムイオン電池が次々と爆発

 【ソウル=小池和樹】聯合ニュースによると、24日午前10時半頃、ソウル近郊の 京畿道キョンギド華城ファソン 市の電池工場から出火し、22人が死亡した。中国人など外国人が大半を占めるという。

 工場は3階建てで、出火当時は約100人が勤務していた。工場にはリチウムイオン電池約3万5000個が保管されており、出火時に次々と爆発したという。火災は24日午後、ほぼ鎮火した。聯合ニュースは工場関係者の話として、工場には包装などの単純作業を行う外国人労働者が多く勤務していたと伝えた。現場は工場が密集する工業団地の一角。

  尹錫悦ユンソンニョル 大統領は24日午後、現場を訪問した。火災の原因について「発火物質が非常口の前に積載されていたため、従業員が脱出できずに死者が多く発生した」と述べ、治安を統括する行政安全省に再発防止策を講じるよう指示した。

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