イスラエルとヒズボラの停戦交渉、米主導の合意履行状況を監視する枠組み案 NYタイムズ報道

イスラエルと中東レバノンのイスラム組織ヒズボラの停戦に向けた協議が続くなか、停戦に合意した場合に、履行状況を監視するアメリカ主導の新たな枠組みを設ける案が提案されていると報じられました。

ヒズボラと戦闘を続けるイスラエル軍は23日、レバノンの首都ベイルート中心部を空爆し、8階建ての建物が破壊され、レバノン保健省によりますと、これまでに20人が死亡しました。

停戦に向けアメリカが仲介し協議が続けられていて、アメリカの特使はイスラエルとレバノンを訪問し調整に当たっていました。

こうしたなか、アメリカのニューヨーク・タイムズは22日、複数の当局者の話として、提案された停戦案について、60日間戦闘を停止し、イスラエル軍がレバノン南部から撤収、ヒズボラもレバノン南部のリタニ川より北に撤収する内容だと報じました。

そのうえで、国連の部隊などが国境地帯での展開を強化するほか、新たにアメリカが主導する国際的な枠組みを設け、合意の履行状況を監視するとしています。

ただ、当局者は「重要な詳細についてはまだ詰めなければならない」と話しているということで、停戦で合意できるかは依然不透明な状況です。

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