スペイン 集中豪雨の死者が211人に サンチェス首相「悲劇的な状況」

スペインのサンチェス首相はバレンシア州などでの集中豪雨による死者が211人にのぼったと明らかにしました。

スペインでは先月29日、東部バレンシア州を中心に集中豪雨による洪水が発生し、サンチェス首相は2日、これまでに211人が死亡したと発表しました。

サンチェス首相
「我々が直面している状況は悲劇的です。今週の集中豪雨は我が国の最近の歴史において最大の自然災害を引き起こしました」

サンチェス首相はこのように述べ、兵士と警察官らあわせて1万人を被災地に新たに派遣するとしています。

また、被災地にはスペイン各地から多くのボランティアも駆けつけ、支援活動を行っています。

地元メディアによりますと、甚大な被害を受けているバレンシア州など3州ではあわせて100本以上の道路が寸断されています。

スペインでは1日は「諸聖人の日」と呼ばれる祝日で、例年この連休にあわせて帰省する人が多いということですが、気象当局は大雨が続くとして、注意を呼びかけています。

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