アストラゼネカ　中国代表が当局の調査受けていることを明らかに　

イギリスの製薬大手「アストラゼネカ」は中国代表が当局の調査を受けていると発表しました。

アストラゼネカは30日、中国代表のレオン・ワン氏が中国当局による調査を受けていると発表しました。調査の内容や、身柄を拘束されているのかなど具体的なことについては明らかにしていません。

アストラゼネカは「中国での事業は継続している」とコメント、「調査に全面的に協力する」としています。

中国では去年3月にアステラス製薬の日本人社員が反スパイ法の疑いで拘束、起訴されています。

アメリカのブルームバーグ通信は今年9月、広東省深セン市の公安当局がアストラゼネカの社員と元社員の5人を拘束したと報じていますが、今回の中国代表への調査との関連は明らかになっていません。

これに対し、中国外務省の林剣報道官は31日の会見で「中国政府は外国企業が中国で投資し企業活動を営むことを歓迎し、法に則って彼らの合法的権益を守る」と述べるにとどまりました。