EU委員会、中国製EVへの追加関税について最終決定 最大35.3%に引き上げ

EU=ヨーロッパ連合の執行機関EU委員会は、中国から輸入されるEV=電気自動車に対する関税を現在の10%から最大で35.3%に上乗せすることで最終決定しました。

EU委員会は、ヨーロッパで輸入が急増する中国製のEVについて、「中国政府から不当な補助金を受け域内の生産者の脅威になっている」などとして、関税をこれまでの10%から引き上げることを検討してきました。

EU委員会は29日、追加関税について最終決定し、最大で35.3%に引き上げると発表しました。

EUは30日にも官報に公示する見通しで、その後、正式に運用が始まります。

一方、中国政府もすでにEU産のブランデーに追加関税を課すことを発表していて、今回の決定で貿易を巡る対立がさらにエスカレートしそうです。

ジャンルで探す