史上初 米・宇宙開発企業「スペースX」、宇宙船から分離の大型ロケット(全長71メートル)を地上発射台に戻す試みに成功 大型ロケットを“箸”でキャッチ

アメリカの宇宙開発企業「スペースX」が、宇宙船から分離された大型ロケットを地上の発射台に戻す試みに、史上初めて成功しました。

スペースXは13日、宇宙船「スターシップ」の5回目の無人飛行試験を行いました。

打上げからおよそ2分40秒後、宇宙船から大型のロケットブースター「スーパーヘビー」が切り離されました。

全長71メートル、20階建てのビルに相当する大型ロケットは、その4分後に発射場に戻り、発射台にとりつけられた“箸”と呼ばれる2本のアームでキャッチされました。

こうした試みに成功するのは初めてで、高い費用がかかるロケットを再利用する狙いがあります。

宇宙船「スターシップ」はアメリカが主導し、人類の月面到達を再び目指す「アルテミス計画」に使われる予定です。

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