ハマス奇襲から1年 米大統領2候補“イスラエル支持”強調

イスラエルとイスラム組織ハマスによる戦闘開始から1年にあわせ、アメリカでは大統領選挙を戦う2人の候補がそれぞれイスラエル支持の姿勢を改めて示しました。

アメリカ ハリス副大統領
「イスラエルが自国を防衛するために必要なものを常に確保できるようにすることを改めて誓います」

ハリス副大統領はハマスに拘束されている人質解放のため「戦うことをやめない」と強調しました。

一方でガザの人道危機に配慮する姿勢も示しています。

アメリカ トランプ前大統領
「私が大統領だったらハマスの襲撃は起きなかった」

トランプ前大統領は「私が大統領になればイスラエルとアメリカの関係はより強く、より近くなる」と述べるなど、イスラエル支持の姿勢を改めて強調しました。

こうしたなか、ワシントンでは。

記者
「厳重な警備が敷かれる中、ワシントンではイスラエルを支持する集会が開かれています」

参加者
「ハマスに虐殺されたイスラエルの人々を追悼するために来ました。そこで殺された友人がいるので、とても身近な出来事です」

集会には共和党の副大統領候補、バンス上院議員も参加。人質の解放について、「バイデン大統領とハリス副大統領は何もしていない」などと批判しました。

一方で、大規模な反イスラエルデモも行われています。

「パレスチナを解放せよ」

ニューヨークでは数百人が列をなして「今すぐ停戦を」と書かれたプラカードなどを掲げました。

また、反イスラエルデモが全米の大学に広がるきっかけとなったニューヨークのコロンビア大学では、イスラエルの攻撃で死亡したとされる人たちの写真が並べられ、参加者は即時の停戦を訴えました。

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