米国務省「いかなる形でも伝えられていない」 ナスララ師が殺害数日前にイスラエルとの“停戦に同意していた”とレバノン外相がインタビューでコメント

イスラム教シーア派組織「ヒズボラ」の指導者・ナスララ師が殺害される数日前にイスラエルとの一時停戦に同意していたとレバノンの外相が話したことについて、アメリカの国務省はそうした情報はアメリカには伝えられていなかったと強調しました。

レバノンのハビブ外相は2日、アメリカ・CNNテレビのインタビューで、イスラエル軍によって殺害されたイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」の指導者・ナスララ師について、殺害の数日前にイスラエルとの21日間の停戦に同意していたと話しました。

これについて、アメリカ国務省のミラー報道官はアメリカ側にそうした情報は伝えられていなかったと表明しました。

アメリカ国務省 ミラー報道官
「仮にナスララ師が停戦に同意していたのが本当だったとしても、私たちにはいかなる形でも、それが伝えられたことはない」

ミラー報道官は、アメリカがレバノンの政府当局者や地域の関係者らと停戦について何度も話し合いを重ねていたとしたうえで、「ヒズボラが停戦を受諾したと我々に伝えられたことは一度もなかった」と強調しました。

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