中国側「全力で治療中」 深センの日本人学校 男児が刃物で刺される 満州事変の発端“柳条湖事件”起きた日

中国南部・広東省の深セン市でけさ、日本人学校に通う男子児童1人が男に襲われました。現場から中継でお伝えします。

児童は、学校に近い通り沿いで刃物で刺されたということです。捜査員の姿は現在は確認できません。

けがをしたのは、中国・深セン市にある日本人学校の10歳の男子児童で、現地時間の午前8時ごろ、歩いて登校していたところ、男に襲われたということです。現在、児童は病院で治療を受けています。

男は中国当局に身柄を拘束され、取り調べを受けているということです。

6月には上海に近い江蘇省蘇州市でスクールバスが襲われ、各地の日本人学校が警備を強化したばかりでした。

特に、きょうは満州事変の発端となった柳条湖事件が起きた日で、中国では日本に対して厳しい目が向けられるため、日本人の間では特に気をつける日とされています。そんな日に起きた事件だけに、私の周辺でも「今回ばかりは日本人を狙ったとしか思えない」という声がかなり聞かれました。

児童の容体について、中国側は全力で治療中としていますが、詳しい情報はなく、その容体が心配されます。

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