ハリス氏「最悪の失業率残した」トランプ氏「最悪のインフレもたらした」初のテレビ討論で互いに批判【アメリカ大統領選】

11月のアメリカ大統領選挙に向け、ハリス副大統領とトランプ前大統領が初めて直接対決するテレビ討論会が開かれ、経済や不法移民の問題などをめぐり批判しあいました。

ハリス副大統領
「トランプは私たちに大恐慌以来、最悪の失業率を残した。トランプはこの100年で最悪の公衆衛生上の疫病を残し、南北戦争以来、 最悪の民主主義への攻撃を残した。我々が行ったのはトランプ(が残した混乱)の後始末だ」

トランプ前大統領
「彼らは米国史上最悪のインフレをもたらした。こんなひどい状況を見るのは初めてだ。買い物に出てもシリアルやベーコン、卵など何も買うことができない。米国民は彼らのやったことでひどい目にあっている、彼らは経済を破壊した」

10日に開かれた討論会で、ハリス氏はトランプ氏が大統領在任中の経済運営を批判するなど、検察官出身らしく攻撃的な姿勢で討論に臨みました。

一方、トランプ氏もバイデン政権が史上最悪のインフレを招いたと批判したほか、国境管理に失敗して不法移民が急増したと指摘しました。

相手の発言中の対応でも違いは際立ち、トランプ氏の発言中、ハリス氏が呆れたような表情をみせる一方で、トランプ氏はハリス氏の発言中に大きな反応はせず、自らの発言のタイミングを待っていることがほとんどでした。

討論会の直後には、人気歌手のテイラー・スウィフトさんがハリス氏への支持を表明していて、今後の無党派層の動向が注目されます。

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